
miki
@mikis
2026年2月28日

赤い魚の夫婦
グアダルーペ・ネッテル,
宇野和美
読み終わった
現代メキシコを代表する作家さんの短編集。
赤い金魚を飼っている夫婦の
妊娠から出産にかけて穏やかだった生活が次第に崩れていく表題作。
自分の地下に眠る感情が、
相手にぶつけてないのに、
知らぬままに滲み出て
何かわからないまま関係が静かに崩れていく。
痛さや不穏に飲み込まれていく感じ。
この心の様子を文章にできてしまうんだな。
夫婦、親になること、社会格差、妊娠、浮気。
その心の揺れを描く文章を読みながらずっと、
痛いけど、美しい。そんな読書だった。
飾らない端正な文章も好き。
また好きな作家がひとり増えた。









