
紬
@tsumugu
2026年3月1日
ナチュラルボーンチキン
金原ひとみ
読み終わった
audible
「結婚したら子どもを」「女は男よりちょっと下」といった、刷り込まれた実体なき世間の声に、呑まれ突き動かされ傷ついた末に、起伏のないルーティンの日々に埋没していた主人公。そうすることで自分や自分の心を守り、守るあまりにそれらを使わないことに慣れきっていた。そんな中、「今を楽しむ才能」を遺憾なく発揮する存在たちに出会い、巻き込まれ誘われ、心も人生も動き出す話。
中年版「君たちはどう生きるか」、本当にそうだ。生きているうちに、だんだん、「同じ」から離れられなくなる。でも、こんな毎日で本当に人生を楽しんでいると言えるのか…?
いろいろ経た今だからこそ、楽しめる自由がある。凝り固まった毎日から飛び出して、未知の世界に踏み出したくなる、そんな元気をもらえる一冊だった。
