"ミーツ・ザ・ワールド" 2026年3月1日

紬
@tsumugu
2026年3月1日
ミーツ・ザ・ワールド
メチャメチャ心に刺さりまくった一冊。 ステレオタイプや偏見で見ることは、頭を使わずラクだけど、人とつながろうとするとそれが無自覚に相手を傷つける。 それぞれが自分の個を生きること。「分かり合えないけど大切な相手」に何ができるかを考え続けること。人の限界、限界を痛感する中でどうあるか… 主人公がお母さんとの間の確執から、自らの加害性に思い至るくだりは、心がヒリヒリして涙が出た。 この加害性は、私にも覚えがある。けっこうある。自分の領域に土足で踏み込まれてきた人は、無自覚に人にもしちゃう。まず誰かに尊重してもらわないと、自分も他人も尊重できなかったりするものだよね…尊重してもらって初めて、自分の加害性に思い至る。それはとても痛いことだ。痛いけど、それは救いだ。 今回Audible だったが、じっくり再読したい。Kindleも買ってしまおう。 それにしても、金原ひとみさんの小説に出てくる登場人物は、どうしてみんなこんなに魅力的なのだろう。本当に素敵な人たち。それぞれのありように、生きる希望をもらえる。
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