
図書館マン
@tosyokan-man
2026年3月2日
ぼくはくまのままでいたかったのに……〈新版〉
イエルク・ミュラー,
イエルク・シュタイナー,
大島かおり
読み終わった
図書館本
再読本。
自然の中で生きていた熊。
冬眠中に森が伐採され、建設された工場で、熊は労働者になる。
空や鳥を眺め、好きな時に寝ようと思う自分らしさを失った熊。
熊なのに、雇用者側の人間からは「お前は熊じゃない。サボっているだけの人間だ」と、言われる。
その言葉は、労働者として働く、
動物園の熊やサーカスの熊からも言われる。
仕事をクビになった後に立ち寄ったホテルの支配人からは、「熊をホテルに泊める訳にはいかない」と言われる。熊は自分が人間だと言われなかったことに驚く。
なんで熊だと言われたのか。
個人的には、熊が労働者から消費者の立場に変わったからなのかな、と思った。
人間だと言われたり熊だと言われたり。
ダブルバインドがひたすら辛かった……。