しゅう "童の神" 2026年3月2日

しゅう
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@shuu62
2026年3月2日
童の神
童の神
今村翔吾
とある縁を感じ、今村翔吾氏の本を手に取ってみた。 100Pほど読んでみたところだが、なるほどこれは反転の物語だ。 基本的に源頼光周りの物語というのは、京の周囲に巣食う妖怪退治のお話で、頼光とその四天王の英雄譚である事が多い。 作中にも話があるが、童という字義の変遷をストーリーに落とし込み、頼光を虐げられる物から見た人物として配置し、被差別集落の連帯として物語を描いている。 歴史小説には詳しくなかったが、被差別というテーマは現代にも通じ、英雄に対抗するダークヒーローとしての物語は華々しくもあり、こういった本は小学校の時読んでおきたかったなと思う。 頼光と対峙するという事はおそらく酒呑童子の話になるのだろうが、桜暁丸が酒呑童子なのだろうか。今はまだ反攻の段階ではないが、物語としても次々に見どころを迎えており、今度も楽しみだ。 以降読書ログは会話部分に。
しゅう
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@shuu62
(ネタバレ有) 読了。熱い物語だった。 語り継がれている酒呑童子の伝説に解釈を加え、壮大な鬼の物語を紡いでいる。 私自身がこの物語の舞台となっている地域に暮らす事もあり、昔から頼光と酒呑童子の物語は祖母から歌で聞かされてきた。 作中に時々出てくる地名も親しみやすいものであり、あのあたりを桜暁丸が駆けていたのか、と想いを馳せるとなかなか込み上がるものがある。 そうした親近感をお供に、次々と展開していく物語を読んでいると、共に桜暁丸と鬼の生を駆けている気分になってくる。 最後に見た景色が希望の夜明けになっていれば良いなと、本を閉じた。 こちらの作品は三部作の構想になっているようで、次回作が出来たら是非読みたい。 今村翔吾先生、よろしくお願いします。
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