
Yuyu
@yuyubook
2026年3月2日

乳と卵
川上未映子
読み終わった
日々、無意識的に感じている女としてのあれこれをちょっと強めにこすられて、めくれかけるようなそんな気分になった読後感
夏物語を読んだあとだったけど、あれとはまた違った文体で、独特のリズム。
文章を読んでいるというより、登場人物になった錯覚を起こすような、心の中の言葉がそのまま文章になっているような、読んでいて不思議な感覚。感情をストレートに表現しないからこそ登場人物それぞれの感情ややりとりが瑞々しくて、ギュッと切ない感覚を味わった。
あなたたちの恋愛は瀕死も、軽く衝撃を受ける。人物それぞれの心情の揺れ動き、偏った思考、人間ってみんな頭ではこんな感じで考えてるよなーと思う文章がとてもリアル。ここでもキーワードは女、美、化粧、若さ、などなど。だけど、乳と卵とは全くテイストの違う少し不気味なストーリー。私はこっちも好きです。
【2026年9冊目】★3.9



