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@u_kiuki30
2026年3月1日
秘儀(下)
マリアーナ・エンリケス,
宮崎真紀,
宮﨑真紀
読み終わった
面白かった!6章で構成する物語として、各章の密度や情報のバランスがとても良かった 「チョークの魔法円」は割と冗長で読むのに苦労しつつも、先住民族の文化風習やフアンの子供観を見る上で必要なターンではあったなと読後は思った 「サニャルトゥの穴」の短編としての完成度が非常に高く、やはりエンリケスは短編の方が上手だなあと思った 「空で咲く黒い花」は終章にふさわしい勢いで一気読み
ホラーだけど人間VS超自然的なものの二項対立ではなく、結局超自然的なものの手前には邪悪な意志を持つ人間がいて、ずっと人間VS人間の現実的な泥臭さがあった 「汚い戦争」中、忽然と人が消えるというようなホラー的出来事が起きた時に、その手前に人の存在を感じたその記憶や恐怖が、そのまま「秘儀」の構造に転用されているんだなと
アンドレスの写真展で自分と父の写真を見つけるシーンが好き エイズや同性愛など散りばめられたいろんなトピックとその描き方を見ていて、信用できる作家だなと個人的には強く思った
読者のほとんどがそうだろうけど、エステバンには生きて欲しかったのであの結末には安心しました ガスパル!強く生きろよ!