Kindleの完全版でチマチマ読んでる。 かの有名な大審問官を読み終えたところ。いやあ、90のおじいが蘇ったキリストに向かって何ページ喋んねんってくらい怒涛の勢いで否定の言葉を浴びせ、最後にその老人に無言で接吻し去っていく。いやあ、カッコいいねえ。そしてここ饒舌こそドストさんって感じする。初期の二重人格にはこれがなく、なんだか物足りなかったのよ！ 時折すごいスピードで読めるのなんなんだろう。 喉から手が出るほど欲しい金をズタズタにするとことか今のところめっちゃ好きなんだけど、考えてみたら白痴のナスターシャって十万ルーブリてとんでもない金額を暖炉に投げ込んでるんだから、バケモンだなって思った。 一読み終わるんだろうか。