ちとせ "いただきますは、ふたりで。" 2026年3月2日

ちとせ
ちとせ
@4wsdig
2026年3月2日
いただきますは、ふたりで。
いただきますは、ふたりで。
一穂ミチ,
古内一絵,
君嶋彼方,
山本ゆり,
田辺智加,
錦見映理子
美味しい食事の向こうで、ふたりの物語が始まる──ってコピーだったけど、あんまごはん関係ない話多くない!? 男同士のカップルも女同士の恋愛も男女だけど一般的には祝福されづらい関係も盛りだくさんだった。そんな中で尾形真理子の『SUMMER STREAMER』が眩しいくらい爽やかだった… ・わたしたちは平穏(一穂ミチ) いやスタバのトールサイズデカいよね!?わかる!!! 生きてるか死んでるかわからない元妻の幽霊よりも、うっすらとした不幸を願いながら主人公と付き合いを続けてる友達と、それを承知の上で友情やってる主人公の方が怖くて…生きてる人間って怖いね… ・ワタシノミカタ(古内一絵) みんなほんと………人様のご家庭に口出しするのがお好きなようで………… 家庭環境がおかしいって同級生女子とその母親から詰られて泣いて逃げ出した主人公の息子のことを思うと胸が苦しくなる。何の権利があって〜!?と同級生女子親子に憤る気持ちもあり、そういう偏見に対して無頓着すぎた主人公の甘さに対する怒りもあり。正しさだけで世間は回ってないからね… 昴に対する「福祉の世話になった人間は世間に恩返ししなければならない」って圧も嫌いだな〜、嫌いだけど実際にあるんでしょうね…しんどい世の中… ・ヴァンパイアの朝食(君島彼方) 美里さんに急に食ってかかる文也、心臓に悪い〜!私がその場にいたら泣いちゃう。別れ際まで引きずらなかった美里さんも、なんでいるのかわからん宮川くんも、体張って空気変えた当事者の祥太もすごい。文也以外みんな大人だ… でも文也にはマイノリティだからこその焦りや不安や、感じなくてもいいはずの申し訳なさがいつもあるんだろうなぁと思うとやるせなかった。みんなが難しいこと考えずハッピーになれる世界があればいいのにね。 ・くちうつし(錦見映理子) 佐知の人生つらすぎ〜!? 両親が立て続けに亡くなって、実家に引っ越して、引っ越したせいで夫も亡くなって自分一人だけ残されて、立ち直って好きになれたかもしれない人はこの世の人じゃなくて…私だったら絶望してもう無気力に引きこもったところから脱出できないかも… ・白と悪党(奥田亜希子) 辰吾、まあ、本当に許されないことをやったと思うが美弓を大事にして幸せにやってるなら…………と思ったら浮気してんのかよ!!それを美弓は承知してんのかよ!!四人も子供がいて何をやっとんじゃい!! お姉ちゃんが言ったようにこの男やめといたほうがよかったんじゃないの〜!?!? ・SUMMER STREAMER(尾形真理子) 大谷翔平追っかけ物語!!!??? 50歳差だろうと何歳差だろうと仲良くなれるのが推し活のいいとこだよねえ〜 でも娘からの忠告もあって歩が本当に鈴子の友達でいてくれるのかドキドキしながら読んでしまった。歩!!疑ってごめん!! ・夏のカレー(原田ひ香) さ、冴子〜〜〜!!苦労知らずのお嬢さんが結婚嫌になって逃げ出したのかと思ったら、そんな…そんな…確かにそういう時代だったけど…!! と同情してたら普通に不倫してて笑った。なに老後に実らせる初恋みたいな出だしで書き出しとんねん! ……そんなふうにキレてたら、最後のオチで、ええ〜〜〜………そんな……冴子……全部現の夢だったのかよ………不倫女だとしても嫌いになれない女だったな、冴子………
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