
はな
@hana-hitsuji05
2026年3月2日
回復する人間
ハン・ガン,
斎藤真理子
読んでる
図書館本
図書館で借りた
涙の箱を読んだ時とは何かが少し違う感触のする文章。とっても不思議。こういう表現をする人だったのか。目の前に確かにあるのに、少しも触れることが出来ないような、でも感触は伝わるような本当に不思議な書き方。
全く晴れた日に頭がズキズキと痛み始めて、その日は訳が分からずに過ごし、次の日の朝から雨が降り始めると、あ〜…だから頭が痛かったのかとわかるような、なんていうかそういう痛み方をする本だなと思った。
「明るくなる前に」
一体どうすれば良かったのか、何を選択していれば1つも後悔しないルートだったのか、何を間違えたと思うのか、読んでいるとそういう自分の記憶も引っ張り出されていく感じ。
もっと遠くに行けたらと思うこともあるけれど、どこにいたとしてもどうなのよ、などと考える。自分のことを1ミリも責めずに過ごす1日があれば。
「回復する人間」
あなたと呼びかけ続ける人の存在は、自分がどこから姉と彼女を見つめたら良いのか、目を奪われたような気持ちになった。
助けてと言ったのは、はたして身体の痛みからだけなんだろうか。
みんなそれぞれ、相手の気持ちをこのくらいの感覚で理解出来ていないんだろうなと思う。推測することさえ出来ないくらい、本当は誰の気持ちに対しても手がかりはない。わかったつもりになって解釈したことを自分の答えにしているだけである。









