JUMPEI AMANO "懐疑論" 2026年3月2日

JUMPEI AMANO
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2026年3月2日
懐疑論
懐疑論
古田徹也
第2章読む。ピュロン主義の特徴をとてもよく理解できた。独断論や否定論のような判断を保留へと導き、人々をアタラクシアの状態へと至らしめる治療的なもの。性急さを避け、柔軟なものの見方を大事にすること。でも、やはり読んでいて気になった懸念や不満(硬直性や保守性の問題)のいくつかもちゃんと拾われており、そこは今後の章で深められていくらしい。それが楽しみ。 〈とはいえ、彼らが、世界が多面的なものでありうるという可能性に対して柔軟な構えをとりつつも、いかに生きるかという現実の状況においては、物事の現れ方が明確な、安定した局面にばかり依拠しているのは確かだ。また、彼らの議論が、変化への積極性や能動性、ダイナミズムといったものを欠いているのも確かだ。つまり、彼らは世界の不明確性や多面性や複雑性に実際に向き合っているとは言えないということである。〉(91頁) ※なお、治療や梯子のくだりは『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の基本』を読んだ人にはよりピンときやすいかも。二度楽しめる感じ。
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