
なみだよ
@namicoto
2025年7月6日
おらおらでひとりいぐも
若竹千佐子
読み終わった
かつて読んだ
そういえば、高齢の女性が主人公の物語は、これまでありま読んだことがなかったかもしれません。
最初、認知症の初期の話かと思いきや、どうやらそうでもなさそうな知的な内面世界。
しばらく経って、親子の関係の難しさに胸が痛くなり、苦しい物語だったのか…と思うと、
若き日の大恋愛、行動力、亡き夫への深い愛情。
四季を通した一人の女性の一年間の日々を追いながら、人生を振り返るこころの旅は続き、深く哲学的な考察もなされながら、夫のためでもなく、子どものためでもなく、とにかく自分のために生きていくんだと改めて決意する主人公に、気高さを感じつつどことなく寂しさも感じつつ。
このまま物語は終わっていくのかなと思いきや、ラストに温かい光が差し込み、最後の一文が終わったあと、自然と涙が溢れてきました。
わたしは東北弁に疎いので、朗読という形でこの本に出会えて良かったです。
あたたかく味わい深く、Audibleならではの良さを感じました。