

なみだよ
@namicoto
月10冊以上読んでます📔
読書記録だけを載せていきたくて始めました。
まずはこれまでの読了本の感想を載せていきます!
- 2025年7月31日
成瀬は信じた道をいく宮島未奈読み終わったかつて読んだ前回レビューした『成瀬は天下を取りにいく』の続編! 大学生になった成瀬、相変わらずブレずにまっすぐ進んでいく姿に、また元気をもらえます。 成瀬の言動に影響を受けた人たちの視点で物語が進み、 それぞれが少しずつ前向きになっていく様子が描かれていて、読み終えたあとの爽快感は変わらずです。 ちょっと疲れたとき、落ち込んでいるときに読むと、 気持ちがふっと軽くなるサプリメント的小説。 成瀬が社会人になった姿も見たいな〜。 どんな大人になるのか、純粋に見守っていきたくなる気持ちです。 - 2025年7月30日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わったかつて読んだ2024年本屋大賞受賞作。 これは確かに、多くの人に好まれるであろうスッキリ爽快系! 自分の信念を貫く、圧倒的マイペースな主人公。 周りから浮いてはいるけれど、堂々とした姿が魅力的。 読んでると元気が出る! ライトノベルのように軽快な文体で、読書初心者やティーンの子たちにもおすすめ。 連作短編になっているので、各話は少しずつ繋がっている。 中高生だけでなく、大人が主人公の回もあり、どの世代でも楽しめると思います。 登場人物がマンガのようにキャラが立っているし、主人公が結局は賢くて何でもこなせる優秀な人物なので、 人によっては話が「軽すぎる」「うまくいきすぎ」と感じるかもしれない… けれど、落ち込んだときに読むと、気持ちがパッと晴れるような1冊です。 舞台は滋賀県大津市(膳所駅あたり)なので、地元民は尚楽しめそう。 - 2025年7月28日
放課後ミステリクラブ7(音楽室のゆうれいとおどるがいこつ事件)Gurin.,知念実希人読み終わったかつて読んだ3月に6巻が出たばかりなのに、7巻が7月にもう登場。 知念先生、筆が早すぎませんか。 他の執筆も並行してるのに! 今回は夏らしく、ちょっとホラー風味。 学校の怪談的な事件に、いつも飄々としている探偵役の天馬くんが、年相応に子どもらしい面もあって、個人的に好きな話でした。 例によって、書字も読書も苦手な娘(小4)のために、毎晩1章ずつ読み聞かせ。 息子(小6)も気になって隣で聞いてました。 対象は小学校中学年からとされてるけど、兄妹そろって楽しめてます。 このシリーズも同作者の天久鷹央シリーズもそうですが、天才型名探偵×常識人相棒の王道構成は、まさにホームズ&ワトソン。 こちらは子ども向けにミステリの基本形をなぞってくれていて、「謎解きのワクワク」を教科書的に教えてくれています。 事件はいつも、思いやりや小さな優しさがきっかけ。 謎解きに必要な素材がしっかり提示され、後出しのズルさは一切なし。 残虐な描写はもちろんなく、良心的な安心設計。 どの巻から読んでも大丈夫ですよ。 - 2025年7月26日
読み終わったかつて読んだKindle Unlimitedにて読了。 児童文学作家である筆者による、子どもを取り巻くエンタメについての考察本。 言われてみれば当たり前だけど、子ども向けの物語は、大人の何かしらの思惑の上で作られてきた。 TVゲームやアニメ、ヒーロー番組など、子どもを取り巻く「物語やエンタメ」の歴史や背景を読み解いていきます。 第1章のTVゲーム考察はとても面白かったし、テレビヒーローやアニメの分析も「なるほど…」と思える箇所があった。 ただ、副題の『なぜ成長を描かなくなったのか?』については、もっと掘り下げてほしかったです。 わたしからすると『鋼の錬金術師』なんて、主人公の心の成長がめちゃくちゃ描かれていると思うのですが…筆者からすると違うのかな、成長の定義の違い? とはいえ、ここまで幅広く世界中の児童文学や日本のサブカルまで横断して語る筆者の「物語」への深い愛はとても伝わってきました。 この本が出てから約15年。 最後の筆者の憂いとは逆に、相変わらずマンガでもアニメでもゲームでもファンタジーは台頭しているとわたしには感じられる。 改めて筆者に、近年の「異世界転生もの」の流行について語って欲しい。(あれは子どものための物語ではないかもね。) - 2025年7月24日
入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください(1)ギギギガガガ,寝舟はやせ読み終わったかつて読んだカクヨムで配信されていた作品を、加筆修正して出版された作者のデビュー作。 めちゃくちゃ暑いので、ホラーでも読もうかな〜と。 『変な家』(雨穴作)系のホラーミステリーかと思いきや…ぜんぜん違う! これは…、まさかの、ハートフルホラー? 不気味なマンションの入居条件は、「隣人と仲良くすること」。 その隣人は、人ならざるもの。怪異…?人外…? でも怖いだけじゃなくて、なんだか愛らしい。 人外との交流をベースに、短編ホラーが語られていく形式なんだけど、 実は語られるホラーより、主人公の生い立ちの方がヒトコワ😱 audibleで聴いたところ、ナレーターの方による隣人のセリフが妙に愛らしくて、ほのぼの要素すら感じました。 正直、ラストは「???」だったけど、 続編がカクヨムで更新されているらしく、これは続編ありきの、1巻目的な位置づけのようです。 - 2025年7月22日
六人の嘘つきな大学生浅倉秋成読み終わったかつて読んだ映画化されて話題になっていた作品。 プライムビデオで配信される前に(されるよね?)原作を読んでおきたくて読了。 いわゆる本格ミステリーではないけれど、犯人を探す系の謎解きが軸になっていて、ミスリード好きには刺さりそうな内容です。 就職活動中の大学生6人の、疑心暗鬼になっていく心理描写が見どころ。 リクルートスーツを着こんでグループワークや面接に挑む、あの独特な「就活の空気感」もリアルに描かれています。 一見、人間関係ドロドロ系かと思いきや、読後感は意外と爽やか。 「第一印象では本質はわからない」「言葉の真意は見抜けない」「個人が抱える背景は想像以上に深い」 そんな当たり前だけど忘れがちな本質がテーマかな。 完全な善人も悪人もいないんですよね。 それにしても、数十分の面接で人となりを見抜かなければならない企業の採用担当者も大変だよね、って思います。 就活を経験したことのある人には、特におすすめしたい1冊です。 - 2025年7月20日
天久鷹央の推理カルテ 完全版知念実希人読み終わったかつて読んだうちのムスメも好きだった、アニメ化もされた医療ミステリの原作小説。 ライトな読みやすい(聴きやすい)文章なので、料理をするときや寝る前など、日常の中で『泡』『人魂の原料』『蜜柑』の3作を一緒に聴きました。 『不可視の胎児』は、ムスメには描写が少し重いと感じたので、保護者判断でスキップ。 (事前に私が2倍速で聴いて内容を確認していました。) アニメも13歳以上推奨の回があったので、そもそも子ども向けではないのかも? ふと思いましたが、本って映像作品のような「PG表記」がないですよね。 audibleにも目安としてあると参考になるな…と、親目線では思いました。 ナレーターさんの読みがとても上手! 声色を使い分けていて、キャラクターの雰囲気にもぴったり。 アニメを観ているかのような臨場感でした。 - 2025年7月18日
リボルバー原田マハ読み終わったかつて読んだaudibleを始めたら、普段ほとんど小説を読まない夫が本を読む(聴く)ようになり、この本を「読んだ」と内容を語りだしたので、気になってわたしもaudibleで聴いてみました。 ポスト印象派の巨匠・ゴッホとゴーギャン。 この二人の関係性を軸に、「ゴッホは本当に自殺だったのか? それとも他殺か?」という真相を解き明かそうとするアートミステリー。 舞台はフランス、語り手はパリのオークション会社で活躍する日本人女性という国際派の設定です。 作者の原田マハさんは美術館のキュレーターでもあるので、描写がとにかく丁寧でリアル。 思わず「実話なのでは?」と思ってしまいますが、これはあくまでも史実をもとにしたフィクション。 NHK大河ドラマ的な感じです。 人格者とは言いがたい二人の芸術家。 特にゴーギャンは女性目線で見ると本当にどうしようもない男…。 それでも、彼の視点のパートは胸に迫るものがあり、憎めない切なさがあります。 彼らの才能と不器用さ、生きづらさ。二人を支えるゴッホの弟・テオの真っ当さが眩しい。 そして、朗読の中谷美紀さんがとてもお上手で唸りました。 アート好きな方にはもちろん、アートが詳しくない方にもおすすめしたい一冊です。 (ちなみに、うちの夫は美術のことはまったく知らないので、ゴッホを『叫び』の作者のムンクと勘違いしていたし、ゴーギャンに至っては架空の人物かと思っていたそうです。 ちょうど娘がコナンの映画『業火の向日葵』を観ていたのですが、『リボルバー』にも出てくるゴッホの『ひまわり』が、コナン世界では怪盗キッドのターゲットになってたので、夫に「これだよこれ!!」と教えてあげました。 - 2025年7月16日
名探偵のいけにえ白井智之読み終わったかつて読んだ第23回本格ミステリ大賞受賞作であり、2023年本格ミステリ・ベスト10の第1位。 「これを読まずして令和の本格ミステリは語れない」と絶賛されていたので、読んでみました。 特殊設定+多重解決の構造で、カルト教団VS名探偵コンビという異色の組み合わせ。 緻密で理詰めの謎解き、畳み掛ける真相解明、そして見事なタイトル回収。 ミステリとしての完成度は高いです。 ただ、グロデスク要素や粗野な表現には正直苦手意識が…。 どうやら作者のファンからすると、今回の作品はまだ控えめなほうらしく、 単にわたしが、こういうのが生理的に苦手なタイプなだけのようです。 多重解決部分が素晴らしいだけに残念ですが…、作者の他の作品を読むのはしばらく難しそうです。 ちなみに、かなり厚みがあるにもかかわらず、終盤の3分の1はほぼ謎解き。 しかもバージョン違いで解釈がどんどん提示されるという本格っぷりなので、謎解きが好きな方にはおすすめです。 読後、ふと思ったのは「命の扱い」について。 本格ミステリでは殺人が前提なのに、命の重さが気にならずに読める作品と、後味の悪さが残る作品の違いは何だろう? そこも含めて、印象に残る一冊でした。 - 2025年7月12日
逆ソクラテス伊坂幸太郎読み終わったかつて読んだ伊坂幸太郎が得意とする連作短編集。 作者にしては珍しく、主人公は小学生の男の子たち。 でも、子ども向けの物語というわけでもなく、大人にこそ読んでほしい一冊です。 「敵は先入観。世界をひっくり返せ!」というコピーどおり、全編を貫くテーマは【逆説】。 先入観に抗うことが、伊坂作品らしい「あっと驚くラスト」への伏線にもなっていて、さすがだなぁと唸りました。 わたしは特に表題作『逆ソクラテス』が好きでした。 誰かに決めつけられたとき、「私は、そうは、思わない」と自分で言い切る強さを持ちたいと思った。 通り魔や警察沙汰の事件などは出てくるけれど、陰惨な描写はなく、後味は爽やか。 スカッとした読後感と、くどくないあたたかさがあります。 子どもたちにも読んでもらいたいと思ったので、ちょうど長距離ドライブの機会があり、『逆ソクラテス』『スロウではない』『アンスポーツマンライク』の3作をaudibleにて車内で流しました。 相変わらず娘には刺さらなかったみたいですが、息子は楽しんでくれていたと思います。 - 2025年7月10日
人生の壁養老孟司読み終わったかつて読んだ夫の妹ちゃんから借りた本。 全体を通して、このように達観して生きていきたいと思える内容。 子どもは「未来の大人」じゃない。子ども時代は、大人になるための準備期間ではなく、「いま」の子ども時代にそのものに価値がある―― 悩みがちな人や生きづらさを感じている人に読んでほしい第五章。 「とらわれない、偏らない、こだわらない」 考えすぎて苦しくなってしまう人に、肩の力を抜くヒントが詰まっている。 生きる意味を無理に求めなくてもいい。 「生きてるからしょうがない」で、十分。 ゲームでもなんでもいいから、何かに夢中になっている横から「生きる意味とは何だと思いますか」などと聞かれたとき、「うるせえ」と言えるくらい、毎日を面白がっていたいな。 毎日の積み重ねが、つまりは人生なのだ。 - 2025年7月8日
女生徒太宰治読み終わったかつて読んだ前回レビューした『おらおらでひとりいぐも』の若竹千佐子氏のインタビューで、太宰治の『女生徒』を取り上げ「ああいう感覚でばあさんを書きたかった」「生き生きとみずみずしく、老年の女を書いたらどうだろうって」と仰っていたのを知り、audibleで読んで(聴いて)みました。 太宰治は、芥川賞を切望するも結局受賞できないまま終わったとのことですが、その太宰の『女生徒』に影響を受けた若竹千佐子氏が、太宰の死後約70年経ってから芥川賞を受賞するなんて、素敵な話だと思いました。 まるで『女生徒』の主人公が齢を取ったら『おらおらでいとりいぐも』の桃子さんになるかのような。 それぐらいひたすら少女があれこれと内省する話。 思春期特有の、少女の揺れる心、落ち込んだと思ったら次の瞬間は楽しくなったり、楽しかったはずがいきなりどんよりしたり…という感情の波が、本当にみずみずしく書かれていて、 時代は違えど、思春期の女の子の中にある不安定さや、ちょっと毒のあるかわいらしさが見事に詰まっている。 太宰治が、こんなにも若い女性の視点をリアルに描けるなんて…と感心。 時代を超えてつながる、まさしく文学のバトン。 - 2025年7月6日
おらおらでひとりいぐも若竹千佐子読み終わったかつて読んだそういえば、高齢の女性が主人公の物語は、これまでありま読んだことがなかったかもしれません。 最初、認知症の初期の話かと思いきや、どうやらそうでもなさそうな知的な内面世界。 しばらく経って、親子の関係の難しさに胸が痛くなり、苦しい物語だったのか…と思うと、 若き日の大恋愛、行動力、亡き夫への深い愛情。 四季を通した一人の女性の一年間の日々を追いながら、人生を振り返るこころの旅は続き、深く哲学的な考察もなされながら、夫のためでもなく、子どものためでもなく、とにかく自分のために生きていくんだと改めて決意する主人公に、気高さを感じつつどことなく寂しさも感じつつ。 このまま物語は終わっていくのかなと思いきや、ラストに温かい光が差し込み、最後の一文が終わったあと、自然と涙が溢れてきました。 わたしは東北弁に疎いので、朗読という形でこの本に出会えて良かったです。 あたたかく味わい深く、Audibleならではの良さを感じました。 - 2025年7月4日
コンビニ人間Audible Studios,大久保佳代子,村田沙耶香読み終わったかつて読んだ最近わたしが読んだ本の感想や好み度をChatGPTに伝えて、おすすめの芥川賞受賞作をいくつか候補として出してもらいました。 いちばん最初に紹介されたのがこの『コンビニ人間』。 そして大当たりだった! Audibleで聴きながら買い物とかしていたんだけど、笑いをこらえるのが大変だった。 ニヤニヤしながらレジに並んで、たぶん怪しい人になってたと思う(笑) この主人公、もう全力で応援したくなる! だからこそ、途中、友人の旦那たちの発言には本気で腹が立った。 でも、主人公には一切響いてないのが小気味よくて、ある意味、最強の主人公!! この作品が発表されてからもう9年たち、いまのほうが主人公のような生き方は、世間から少しずつ受け入れられてきているように感じる。 ただ、リアルでは言われなくなっても、ネットでは今もなお「普通」と違う生き方への容赦ない否定が目立つ気がする。 人に迷惑をかけずに、淡々と、懸命に自分の人生を選んで生きる。 それって本当にかっこいいし、誰にも否定される筋合いなんてない。 もっともっと、色んな人が「その人らしく」生きていける世の中になってほしいな。 - 2025年7月1日
推し、燃ゆ宇佐見りん読み終わったかつて読んだずっと気になっていた第164回芥川賞受賞作。 Audibleにあったので、この機会に耳で読書。 芥川賞受賞作は「メンタルが好調なときにしか読めない」作品が多く、しばらく避けていたけれど、 せっかくAudibleにあるし、と挑戦した結果、やっぱり、すごーく重かったです😂 でも目を背けちゃいけない物語だった。 【推しを熱狂的に追いかける女の子の話】と思いきや、その背景にあるのは、発達特性ゆえの生きづらさ。 そして、それをまったく理解しようともサポートしようともしない、家族と周囲の人々。 主人公自身はそれについて不満すら抱いていなくて、自己肯定感も人生への希望もどん底 そんな日々で、唯一の命綱となっていたのが推しの存在でした。 恐ろしいことに、主人公は医療機関につながっていて、診断名も(作中で明かされていないけれど)出ていて、服薬までしている。 結局、環境調整と周囲の理解が何よりも大事なのだと痛感した。 以前もレビューした『君と宇宙を歩くために』(マンガ)も、同じく特性ゆえに生きづらさを抱えた子たちの話だけど、あちらはとても救われる世界で、何が違うって、どう考えても周囲の理解… 生きづらさを抱えた人々が、取り残されない世の中にしたいと再認識させられました。 表現が繊細で、だからこそ重く突き刺さる、さすがの話題作でした。 - 2025年6月30日
誰かが私を殺した東野圭吾読み終わったかつて読んだAudibleオリジナル作品で、宣伝でもよく見かける目玉作品ですね。 「初Audibleはどれにしよう?」と迷ったら、まずはこれなのかな?? 内容は、東野圭吾作品としては軽めで、推理小説というよりは【サスペンス系ラジオドラマ】のような雰囲気。 物語の構成はシンプルで短め。 まるで火曜サスペンスや土曜ワイド劇場を思わせるような2時間ドラマ感があって、気負わず聴ける一作です。 加賀恭一郎役は阿部寛さんだったら嬉しかったな… と思いつつ、豪華俳優陣による朗読(というよりも演技!)は聴き応えがあります。 音だけで楽しむドラマとして、Audible入門にちょうどよかったです。 - 2025年6月28日
君のクイズ小川哲読み終わったかつて読んだこれは「久しぶりにおもしろい本を読んだ!」という一冊。 テレビの生放送クイズ番組で起こった【問題文ゼロ文字押し】による優勝。 その裏側をめぐって、ネットは大荒れ。 ヤラセか?奇跡の実力か? 出場者の一人である主人公が、真相に迫っていきます。 クイズの内容をたどりながら、主人公の生い立ちをなぞりつつ、クイズプレイヤーの記憶法、思考法までもが丹念に描かれています。 まるでスポーツ競技を題材にしているような、青春小説としての熱さと成長物語としての深みまである。 一度読んでとても良かったので、子どもたちにも読んでもらいたくなりました。 うちの娘は書字や読書が苦手なので、未だにわたしが読み聞かせすることも多く、特に今回は文章量も難しい漢字も多かったので、何日にも渡って朗読しました(笑) 結果、娘にはあまり刺さらなかったようですが、息子はハマってました。主人公の「ぼく」が男性だったからっていうのもあるかも。 続きもハラハラ気になるし、途中に出てくるクイズにも回答できたり、ラストの展開に驚いたり…しっかり楽しめた様子です! - 2025年6月19日
あいにくあんたのためじゃない柚木麻子読み終わったかつて読んだこちらも第171回の直木賞候補作になっていました。 コロナ禍というちょっと前の時代を背景にしたエンタメ小説です。 短編集なので、どれかひとつは好みのものがあるかなと思います。 私は『トリアージ2020』と『スター誕生』が好きでした。 「そんなにうまくいくかい!」「なぜそうなる!?」とツッコミたくなる場面もありますが、 勢いで読ませる文章力に引っ張られて一気読み。 ある意味、その強引さも魅力なのかな。 柚木麻子さんの作品、次は『BUTTER』が気になっています。 - 2025年6月8日
地雷グリコ (角川書店単行本)青崎有吾読み終わったかつて読んだ第171回直木賞候補作。 頭脳バトル系で、設定や展開はかなりマンガ的。 ラノベっぽい雰囲気もあります。 登場人物たちは個性的だし、軽快な会話やテンポのいい展開。 アニメ化されそうだな~と思っていたら、すでに漫画化されていて納得です。 これが直木賞候補かぁ…と思うと、時代の流れを感じます。 硬めの文学作品が苦手な人にもオススメしたい1冊です。 - 2025年5月26日
禁忌の子山口未桜読み終わったかつて読んだデビュー作とは思えない筆力で、冒頭から掴みバッチリの作品でした。 作者が医師ということもあり、医療現場の描写にはリアリティがあり、説得力抜群。 冒頭から引き込まれ、終盤の怒涛の展開には驚かされました。 …ただ、読後は正直しんどかった💦 非常にセンシティブなテーマを扱っているため、読んでいてモヤモヤするのは当然だと思いますが、個人的には生理的に受けつけられない部分もありました。(あくまで個人の感想です。) とはいえ本屋大賞にもノミネートされるだけの話題作なので、まず一読をおすすめします。
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