
なみだよ
@namicoto
2025年7月12日
逆ソクラテス
伊坂幸太郎
読み終わった
かつて読んだ
伊坂幸太郎が得意とする連作短編集。
作者にしては珍しく、主人公は小学生の男の子たち。
でも、子ども向けの物語というわけでもなく、大人にこそ読んでほしい一冊です。
「敵は先入観。世界をひっくり返せ!」というコピーどおり、全編を貫くテーマは【逆説】。
先入観に抗うことが、伊坂作品らしい「あっと驚くラスト」への伏線にもなっていて、さすがだなぁと唸りました。
わたしは特に表題作『逆ソクラテス』が好きでした。
誰かに決めつけられたとき、「私は、そうは、思わない」と自分で言い切る強さを持ちたいと思った。
通り魔や警察沙汰の事件などは出てくるけれど、陰惨な描写はなく、後味は爽やか。
スカッとした読後感と、くどくないあたたかさがあります。
子どもたちにも読んでもらいたいと思ったので、ちょうど長距離ドライブの機会があり、『逆ソクラテス』『スロウではない』『アンスポーツマンライク』の3作をaudibleにて車内で流しました。
相変わらず娘には刺さらなかったみたいですが、息子は楽しんでくれていたと思います。