
なみだよ
@namicoto
2025年7月18日
リボルバー
原田マハ
読み終わった
かつて読んだ
audibleを始めたら、普段ほとんど小説を読まない夫が本を読む(聴く)ようになり、この本を「読んだ」と内容を語りだしたので、気になってわたしもaudibleで聴いてみました。
ポスト印象派の巨匠・ゴッホとゴーギャン。
この二人の関係性を軸に、「ゴッホは本当に自殺だったのか? それとも他殺か?」という真相を解き明かそうとするアートミステリー。
舞台はフランス、語り手はパリのオークション会社で活躍する日本人女性という国際派の設定です。
作者の原田マハさんは美術館のキュレーターでもあるので、描写がとにかく丁寧でリアル。
思わず「実話なのでは?」と思ってしまいますが、これはあくまでも史実をもとにしたフィクション。
NHK大河ドラマ的な感じです。
人格者とは言いがたい二人の芸術家。
特にゴーギャンは女性目線で見ると本当にどうしようもない男…。
それでも、彼の視点のパートは胸に迫るものがあり、憎めない切なさがあります。
彼らの才能と不器用さ、生きづらさ。二人を支えるゴッホの弟・テオの真っ当さが眩しい。
そして、朗読の中谷美紀さんがとてもお上手で唸りました。
アート好きな方にはもちろん、アートが詳しくない方にもおすすめしたい一冊です。
(ちなみに、うちの夫は美術のことはまったく知らないので、ゴッホを『叫び』の作者のムンクと勘違いしていたし、ゴーギャンに至っては架空の人物かと思っていたそうです。
ちょうど娘がコナンの映画『業火の向日葵』を観ていたのですが、『リボルバー』にも出てくるゴッホの『ひまわり』が、コナン世界では怪盗キッドのターゲットになってたので、夫に「これだよこれ!!」と教えてあげました。