ayacol "コンビニ人間" 2026年3月3日

ayacol
@ayacolour
2026年3月3日
コンビニ人間
コンビニ人間
Audible Studios,
大久保佳代子,
村田沙耶香
主人公がコンビニ人間としての自覚を強めて一見狂ったようなことを言っているのに、それがあまりに切実で最後に向かうにつれ涙が出た。 「もっとちゃんと生きた方がいい」と人は言う。 「普通じゃない」と言う。 そう言っている自分はちゃんとしていて、普通で、まともな人間だと思っているみたいだけど本当にそうなんだろうか。 主人公が考えるように、私たちは無意識に「社会のマニュアル」を読み取り、マニュアル通りに表情をつくり、発言し、行動しているだけでは?「普通って何?」「まともって何?」の声が、自分の頭の中で止まらなくなる。 主人公はマニュアルにそって合理的に生きる。だけどそれこそが強烈に個性的で、周りには「変だ」と思われている。 マニュアルがあっても、マニュアル通りに生きることは人間らしくない。人間ってめちゃくちゃめんどくさい。 短いのにものすごくおもしろい作品だった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved