

白
@_lily
- 2026年3月29日
透明な夜の香り千早茜読み始めた - 2026年3月28日
主人公うる波は交通事故で亡くなった夫“鹿野くん”の幽霊と暮らしている。 “亡くなった旦那さんの幽霊と暮らす” いったいどういうことだ??と思ったけれど、なぜうる波にだけ鹿野くんが見えるのかとか鹿野くんとの暮らしはいつまで続くのかとか、そういう部分が最後まで分からないままで、いつか壊れてしまいそうな、薄氷のような二人だけの世界があるということしか分からなくて、でもそれでいいんだとも思える物語だった。 うる波と鹿野くんだけじゃなく、ほかの登場人物たちの「その後」も直接的には描かれていなくて、きっとこうなんだろうな、こうなって欲しいな、と考えさせられる終わり方だった。それはきっと、「自分の世界を守りたい、踏み込まれたくない。だから他人の世界にも不用意に踏み込むべきではない」といううる波の意思が表現されているのだと思う。
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