神さまのビオトープ (講談社タイガ)

55件の記録
穂積໒꒱@hozumi_2026年4月10日心に残る一節わたしたちはすでに終わっていて、変化はなく、未来もなく、なにも作り出さない。 海の果てにある白い海岸が続く島と等しく、わたしと鹿野くんが向かい合って食事をしているここにも、なにもない。この家は、世界という名前のケーキから切り取られた無価値なピースだ。ひどく悲しい。さびしい。けれど、それでも、わたしは幸せだ。 わたしがなにに幸せを感じるかは、わたし自身ですら決められない。 もともと幸福にも不幸にも、決まった形などないのだから。


エゲラ@ruru10692026年4月4日人にはそれぞれの幸せの形があっていい。 それは他人には理解されないことかも知れない。自分でもそれを分かっていて、選んだはずなのに、だけどちょっとしたことで不安になってしまうこともある。 凪良ゆうさんの作品の主人公は自分を貫く強さを持っていても時に不安に揺れ、立ち止まる時もある。 それがリアルでだけど、私はそんな作品が大好きだ。


白@_lily2026年3月28日主人公うる波は交通事故で亡くなった夫“鹿野くん”の幽霊と暮らしている。 “亡くなった旦那さんの幽霊と暮らす” いったいどういうことだ??と思ったけれど、なぜうる波にだけ鹿野くんが見えるのかとか鹿野くんとの暮らしはいつまで続くのかとか、そういう部分が最後まで分からないままで、いつか壊れてしまいそうな、薄氷のような二人だけの世界があるということしか分からなくて、でもそれでいいんだとも思える物語だった。 うる波と鹿野くんだけじゃなく、ほかの登場人物たちの「その後」も直接的には描かれていなくて、きっとこうなんだろうな、こうなって欲しいな、と考えさせられる終わり方だった。それはきっと、「自分の世界を守りたい、踏み込まれたくない。だから他人の世界にも不用意に踏み込むべきではない」といううる波の意思が表現されているのだと思う。
あんとに@antoni2026年2月22日読み終わったAudibleで聴いた。 凪良ゆうさんの作品は、世の中の価値観と違っていても、自分がそれにしっくりくるならそのままで良いと思わせてくれる作品ばかり。言葉が繊細で温かくて、作品に包み込まれるような気持ちになる。 『汝、星のごとく』を初めて読んでから、凪良さんの作品を読み重ねている。 これも紙の本として手元に置いておきたいな。

meo@meo2026年1月31日買った読み終わった誰に何と言われようと、自分なりの幸せのかたちを見つけたいし、大切にしていきたいと思った。 生きるのが辛いこともたくさんあるけど、「最悪なのは死ぬことだ。なにもかもそこで終わる」。 大好きな先輩も、そう言ってくれるから。辛くてもしあわせを見つけて生きていきたいと思う。


汐見@siomi2509272026年1月26日読み終わった自分にしか見えない、夫の幽霊と会話を交わしながら暮らす主人公。彼女の視点で、周囲の人々の愛情にまつわるひっそりとした物語が紡がれていく。 それらは声を大にしては言えないものであったり、「一般的」ではないものであったり。幸せになってほしいと願う登場人物もいれば、今後が心配な人物もいる。 凪良ゆうさんらしい、社会から受け入れられにくい、歪な関係だと捉えられる人々の心情が丁寧に書かれた作品。 きっとこの本には書ききれないほどの様々な生きづらさが現実にはあるのだと思う。




幸緒@kons_03202026年1月13日読み終わった事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と暮らす「うる波」と彼女たちに関わるひとびととの四編。「彼女の謝肉祭」「エピローグ 秘密II」がぐっときた。「エピローグ」のある一文は、この奇妙で愛おしい物語をまるごと支えているように読めた

- つちのこ@mt_42025年12月20日読み終わった薄い氷でできた幸せが割れないようにそーっと歩くような。 どうかその氷が割れませんように、と祈りながら読んだ。 「わたしは幸せだけれど、この幸せは理解されにくい形をしている。多くの人たちは異質なものを受け入れないし、幸せすら定型にはめたがる。」


🍙@masao2025年12月7日読み終わった人間はみんな、何かしらの秘密を抱えたまま、普通に毎日を生きているのだと思った。そしてやっぱり、愛の形や幸せの在り方は人それぞれだし、他人には分からないもの。そうなのだとしたら、自分もきっとこのままで良い、このまま生きていけば良いのだ、と思えた。
S@YunhO3232025年11月17日読み終わったとても気になってたお話をやっと読了した。 私は、読み続ける内にやっぱり鹿野くんとの生活が温かくはあるのだけれど、悲しくなってしまった。 存在が不明瞭な鹿野くんとの生活をわたし自身の大切な人との会えない期間と重ねてしまい、実体がやっぱり欲しいよね…って思ったし、本当に悪い感じ方だけどわたしはまだ大切な人の実体とも過ごしていけるのだからその時間を大切にしたいと思った。 私的に1番考えさせられたのは『マタ会オウネ』。わたしも鹿野くんと同じで思い込みでロボットは秋くんだと思っていた。決めつけは良くないなと。 ✍️ "心は自由で、それを阻むものはない。あってはならない。なにひとつ。" 秋くんが研究を進めて、うる波ちゃんと鹿野くんが実体を持って過ごす未来があったらいいな。




TIKI@YM71D2025年11月12日読み終わったオーディブル満足誰にだって秘密の一つや二つはあるもの、だし、心は自由。 自分の物差しでしか物事を見られなくなるのはいやだなぁ、、、 知らないうちに誰かを傷つけていることのないように、フラットな心でありたいな、、、 行動については制約はあるとは思うけど、、 心の中のはなしで。自分の「だいじ」がそれぞれにあるし、それをみんな守ってて。他人に理解されなくて、せめてそれを咎められる事のない社会だといいなあ- まる@maru042025年9月5日読み終わった最後まで閉じた世界で生きていくのが斬新だなと思った。信じたいものを信じることも、誰かを好きになることも、自由。秘密と決意に満ちた日々を守れますようにというのが良い言葉だなと思った。いくら秘密があったって世の中は不自由なく回るし結局は自分の問題で。だけどなにが一番幸せなのか自分すらもわからない。今の形を間違っていても信じるしかない。けれど、それは誰のためなんだろうとは思う。この本では決意した人が他人の決意を容認し受け止める部分が多い。そうやって、世界から弾き出された人同士がなんとか手を繋ぐために今を信じるのかもしれない。



ラリン@rukiakun_2025年7月12日読み終わった借りてきた''植物性ロミオ'' 「異性愛者は相手が異性であるという前提で恋をするし、同性愛者だったら相手が同性であるって前提で入る。それと同じで、僕は少女であるってことを前提にして恋愛に入るんです。相手も同じ気持ちだったらつきあうし、気持ちが離れたら別れる」 「身体には触れてない。ただ心だけで誰かを好きになる。それは罪ですか?」 子供は守られるべきで、9歳差は年齢によっては許されるけど小学生と大学生では許されない、というのがわたしの考えだったけど、それなら性的接触は無くてお互いが愛し合っているなら? 最近見たニュースからも幼い頃しか好きにならない、成長したら別れるなんて随分勝手だと思ってたけど、よく考えたら''普通''とされている異性間の恋愛だって飽きたら別れるわけで、恋愛なんて全部勝手で、自分が正しいと思えば全部正しいのかも、と思った とても考えさせられるお話だった まだ答えが出せそうにない
しろ@shiroan2025年3月13日読み終わったじんわり広がる優しさとほんの少しの切なさが同居する大好きな1冊。誰しもが秘密を抱えているし、何が幸福かは人それぞれ。想いに型もルールもない。たとえ他人に理解されなくても、異を唱えられたとしても、自分の想いを大事にしていいんだなと思えた。









































