神さまのビオトープ (講談社タイガ)

22件の記録
- まる@maru042025年9月5日読み終わった最後まで閉じた世界で生きていくのが斬新だなと思った。信じたいものを信じることも、誰かを好きになることも、自由。秘密と決意に満ちた日々を守れますようにというのが良い言葉だなと思った。いくら秘密があったって世の中は不自由なく回るし結局は自分の問題で。だけどなにが一番幸せなのか自分すらもわからない。今の形を間違っていても信じるしかない。けれど、それは誰のためなんだろうとは思う。この本では決意した人が他人の決意を容認し受け止める部分が多い。そうやって、世界から弾き出された人同士がなんとか手を繋ぐために今を信じるのかもしれない。
- ラリン@rukiakun_2025年7月12日読み終わった借りてきた''植物性ロミオ'' 「異性愛者は相手が異性であるという前提で恋をするし、同性愛者だったら相手が同性であるって前提で入る。それと同じで、僕は少女であるってことを前提にして恋愛に入るんです。相手も同じ気持ちだったらつきあうし、気持ちが離れたら別れる」 「身体には触れてない。ただ心だけで誰かを好きになる。それは罪ですか?」 子供は守られるべきで、9歳差は年齢によっては許されるけど小学生と大学生では許されない、というのがわたしの考えだったけど、それなら性的接触は無くてお互いが愛し合っているなら? 最近見たニュースからも幼い頃しか好きにならない、成長したら別れるなんて随分勝手だと思ってたけど、よく考えたら''普通''とされている異性間の恋愛だって飽きたら別れるわけで、恋愛なんて全部勝手で、自分が正しいと思えば全部正しいのかも、と思った とても考えさせられるお話だった まだ答えが出せそうにない
- しろ@shiroan2025年3月13日読み終わったじんわり広がる優しさとほんの少しの切なさが同居する大好きな1冊。誰しもが秘密を抱えているし、何が幸福かは人それぞれ。想いに型もルールもない。たとえ他人に理解されなくても、異を唱えられたとしても、自分の想いを大事にしていいんだなと思えた。