自分の頭でじっくりと物事を考える大人になり、けっして希望を忘れるな

関東大震災を経て、「命の危うい時は芸術も何もあったもんじゃない」と言う菊池寛に対し、芥川龍之介 「莫迦を云ひ給へ。芸術は人生の底に一面深い根を張つてゐるんだ。」

p166. そもそも、「表情や居住まいから気持ちを察するのが得意なんです」という人は、病気の後遺症で、顔がマヒした人の存在を知っているだろうか。そうと知らずに想像できるだろうか。私は、常には意識できないかもしれない。だが、作家を続けていくなら、しなくてはいけない。想像力とはその膨大さを知ることである。

断片的な人生の記録を、それがそのままその人の人生だと、あるいは、それがそのままその人が属する集団の運命だと、一般化し全般化することは、ひとつの暴力である。

黒人の弁護をするのは間違っているのでは？の問いに対し、アティカス 「そりゃ、みんなはそういうかもしれないさ。ひとが考えることをとやかくいうわけにはいかないからね。 しかし、人は人、私は私だ。個人の良心だけは、多数決でどうこうできないものなのだよ。」

お前がそれを信じなくても、他人の神様の悪口を言ってはいけない

いつだって今の悩みがいちばん。あの幼い日に悩んだ重さは その内容はちがっても 今 悩んでる重さとほとんどちがわないはずなの。