羊山羊
@alpaca01
- 2026年1月9日
ファム・ファタールを召し上がれひょころー,澱介エイド読み終わった感想@ 香川県『ファム・ファタールを召し上がれ』(澱介エイド/ガガガ文庫)読了。 お色気×テンポの良さで一気読み!人を魅了するヒロイン・ニカが魔界に行き、魔王ナサニエルを色仕掛けで籠絡しようとするが、ナサニエルはお色気を浴びる度に興奮して気絶する激ウブ魔王だった。 古典的な“美女の色仕掛けラブコメ”ながら、ニカの悪辣で丁寧な心理描写が効いていて、ノワール・コメディ的な風味と悪漢小説みたいな筆致がとにかく爽快。ミッキー・スピレインのタイガー・マンシリーズを思い出した。 - 2026年1月8日
雨森潤奈は湿度が高い(1)水城水城,潮崎しの読み終わった感想@ 香川県【雨森潤奈を推すためだけの1冊】独特な読み味。どことなく湿度の高い、まとわりつくような、ちょっと陰鬱とした文体に、ヒロイン雨森潤奈と主人公栗本詩暮の2人同士が向け合う重めの感情が相まって、読んでいるとカビが生えてきそうなくらい湿度の高い気持ちになる。全ては雨森潤奈というキャラクターを生かすため。結果的に泉鏡花の小説あたりに出てきそうな耽美でつかず離れず主人公にまとわりつく、ミステリアスな魅力を持ったキャラクターとしての雨森潤奈が誕生していると思う。主人公も地味に雨森と共依存しているところがいいですね。満足。 - 2026年1月7日
読み終わった感想@ 香川県【鏡氏の作品だからもっとエロいと思ってた】上流階級ばっかりが通う学園、私立総秀館学院。そこで名門の出自ながら落ちこぼれている清宮継司クンが主人公。彼は、ある日ひょんなことからクラスメイトの氷坂清耶香をメイドにしてしまう。そのままイチャイチャメイド生活も始まるんだけど、氷坂家と清宮家の血筋にまつわる隠された謎や、清耶香のクソデカ感情が相まって思いの他に面白い1冊に!エロいらないわ!なんやかんや一番気に入ったのは清耶香だろうか。一歩間違えたらファム・ファタールに堕ちかねないところを、継司クンに対する思いで鮮やかに踏みとどまっているのがすごい。そんなこんなで、エロがなくても割と読めちゃうスリリングな1冊です。エロも欲しいは欲しいけどね! - 2026年1月7日
マスク菊池寛読み終わった感想@ 香川県初菊池寛。香川県民なのにね。自然主義アンチという新思潮派に属するということで読み始めてみたけど、ロジカルな文章がまるで静かなエッセイを読んでいるみたいでバカみたいに読みやすい。現代性にも富む1篇。主人公がもともと体が弱く、誰もマスクをつけていない中で、自分がマスクを付けておかないといけない。周りに合わせないといけないけど、周りに合わせると死んでしまう同調圧力への苦しみがつづられている。それで、主人公自身もマスクを周りに合わせて外している時に、シカゴの野球チームの中に1人、マスクを付けてきている人を見て、己を貫くその姿勢 に心を揺らされるというラスト。同調圧力とのせめぎ合を分かりやすく表していてよい。同調圧力に屈しない、というとステキに聞こえるけど、それは一歩間違えると自己中と言われる類のものだ、本者の中で、それを良いとも悪いとも判断していないところが、実にニクい。 - 2026年1月7日
- 2026年1月1日
読み込み中...
