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kay
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@hanauri
大体月1冊、感想はBlueskyからの転載
  • 2026年5月6日
    アクロイド殺し
    アクロイド殺し
    細々としたトリックはともかく、犯人わかってうれしかった笑笑笑 書くとネタバレになるから書けないが、これまでに読んだ作品と印象が似ているところがあり、クリスティーの構成には何パターンかあるのかもしれない。
  • 2026年4月30日
    イン・ザ・メガチャーチ
    話題作だが、個人的にはひたすらXのアイドル界隈のあれやそれを読まされているのと変わりなかった。同じく中盤までXをひたすら読まされていた金原ひとみ「YABUNONAKA」と違い終盤で強烈な作家性が発揮されるということもなく、現実に起こっているだけのことが書き連ねられていて作家性はもちろん物語性にも欠けた印象である。アイドルに疎い方には面白いのかもしれないものの、この本に書いてある多くのことはオーディション番組やアイドル界隈のSNSファンダムの深層心理でもなんでもなく少しでもその中に滞在してみれば簡単に感じられる「ありのまま」の筆記であり、まあそれらを改めて言語化したことに価値はあるのかもしれないが、小説としてはだから何だ、というところで終わってしまったと思う。想定内の身の破滅でしかない。そもそもわれわれは本当にコミュニティを求めてオタクをしているのか?誰かとつながっていることが生存につながるからオタクなのか?特に男性アイドルファンは同担拒否も多いし、男性アイドルのファンダムを描いているにしては解像度の低さもやや気になるところだった。 世の中のあちこちで、オーディション番組やファンダムに対して、どっぷり浸かっている者からすれば界隈への不満が、外側にいる者からすれば愚か者への侮蔑が、そのまなざしのなかにあるからこそ、言いたいことを言ってくれている代弁者として「インザメガチャーチ」に満足感を得ているのではないかという気がする。私は特に面白くはなかった。
  • 2026年4月5日
    ゴルフ場殺人事件
    ゴルフ場殺人事件
    エルキュール・ポアロの二作目。決着か…?と思うタイミングが何回かあって最後にどんでん返しでヘイスティングスとともに読み手は振り回される。これまで読んだクリスティーのなかだとまあまあかな… と思うのも、たぶん訳者によるところがある気がしている。クリスティー作品、訳者によって多少なりとも良し悪し変わるかもしれない。これはちょいちょい状況が理解しづらかった。
  • 2026年2月14日
    検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
    2時間ほどで読了。巷で言われる「ナチスだって良いことをした」事例を事実、解釈、意見によって反証していく。ナチスが発明したと誤解されているものは大体以前から存在しており、彼らがしたことといえばそれを大袈裟に拡大したこと(そしてほぼ失敗したこと)だけ。読みやすいしわかりやすいが、ナチスだって良いことをしたのだ!と思い込む人はこのブックレットすら読み切らないだろうと思いつつ読んでしまったが、本書の狙いはそういったどうしようもない一部への反証と啓蒙が主というより、ナチスを正しいと認識しない社会一般の免疫力強化が目的である。 本書を通して、現代日本の(というか自民党やその他極右政党の)政治傾向と似ている動きが多い印象を覚えたが、国民は自分の持ちたいイメージを政治家に投影して彼らの主張を(それが意識的であれ無意識的であれ)都合よく解釈するし、それはいままさに進行形で私たちにも襲いかかっていることだろう。つまり、p99「自分の政治的立場に都合の良い「ナチス」を引っ張ってくるだけという、極端な「現在主義」が横行している」は、ナチスの解釈に限ったことではないように思う。 一見国民に得のありそうな政策により国民の生活をよくしたいというより国民のメンタリティに影響を与えたい(コントロールしたい)というナチスのありようもまた、私たちの前に立ち現れているわけで、私たちは私たちにあまりにも聞こえのよい言説にやはり慎重であるべきだし、あらゆる観点からよく考え、見極めることが必要だ。あと、大体政治の成果や悪影響というものはやはり時差がありすぐにわかるものではないのだと思った(ナチス時代に好転したものは前政権の成果)。 話はずれるけど、ナチス以前に勃興していたドイツ・ナショナリズムと「森」、テーマとしてすごく面白そう。
  • 2026年2月11日
    戦争の美術史
    戦争の美術史
    西洋と日本の広範な戦争美術を取り上げ、善悪ではなく美術史上の価値、意義についてまとめている本。日本の戦争美術をほとんど観たことがないので(西洋も主流ではない絵画は初めて観たものばかりだったが…)、図版の濃密さに時々具合を悪くしながら読んだ。日本の戦争美術は西洋より全体的に茶色っぽくその泥臭い表現がそのまま死臭のようであるし、何かとデザインぽい西洋美術より歪なリアルさがあるなあと思った。
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