大切な人のために行動し、祈りを続けた父と娘、母と息子の物語。 読み進めるたびにある登場人物の悲劇が明らかになって苦しかった。 シリーズを重ねるに連れてどんどん深みが増していって、本当に面白かった。

だいぶ本を読むことに慣れてきたから、思い切って新書を読もうと、大好きな三宅香帆さん(誕生日2日違い！親近感！)の新しい新書を読了。 昔はあんなに自分の感想を言うのが好きだったのに、それが周りと違うことが怖くなって、億劫になって...。でもそれが自分のせいなのではなく、世の中の流れが変わったことも影響してたことに気づくことができました。 「自分の感想や思考は、絶対になかったことにならない」っていう言葉は、この先もずっと心に留めておきたい言葉になりました。 YouTubeやPodcastで三宅さんの喋りを沢山聞いてたせいか、本を読んでても三宅さんがずっと語りかけてくるように脳内再生されて楽しかった。

映画にもなっただけあってすごく面白かった。事件の真相にも納得。

今月読めた！ 里樹妃がとことん苦しむ1冊でした。出会いをきっかけに少しずつ幸せになってほしいと願わずにはいられなかった。