nny
@opp
- 2026年4月26日
蜜蜂と遠雷恩田陸読み終わった買ったピアノコンクールの話 複数の登場人物にスポットを当て、コンクールの時間軸に沿って進んでいく。 愛すべき主人公の天才かつ無邪気な人柄に心惹かれ、生活以外の全てを小説を読むことに費やしてしまった。数年前に流行っていた記憶があるので、その頃に逆張りせずに読めていたら良かったのだが、今の感性で出会えたことにも感謝したい。 才能と努力と環境と、優劣がつくコンクールという厳しい世界の中でピアノという共通項を通してそれぞれにある違う人生を垣間見れるのは、他者を受け入れるための助けになる。 - 2026年4月9日
PK 新装版伊坂幸太郎読み終わった買った勇気は伝染する。 個人の思想として大抵の失敗は準備不足か睡眠不足だと考えていたのだけど、稀に勇気の量を試されるような大きな力が働いて、乗り越えないと一生の後悔として背負っていくものがあると感じた。 ちょうどこの本を読み終わっておすすめだと友達に貸した後、1週間後に会うはずだったおじいちゃんが死んだ。私は上京してから半年に一回帰るくらいの頻度で、もっと会いに帰ればよかっただとか、亡くなる前日に母が取り次いでくれた電話でありがとうや好きだと伝えれば良かっただとか、あと1週間待たずに危ないと電話が会った時点で帰ればよかっただとか、数えきれない後悔がある。葬儀へ出るための新幹線の中、もう一度この小説を読みたいと思った。貸していたので現実は不可能だったのだけど、勇気を感じたかった。 あの時、あの一言が言えなかった私の勇気は、きっと足りなかったんだろう。 小説としては3部作で、複数の場面を切り取ってつなぎ合わせたような構成。一見それぞれの短編で違う世界線だが、随所に連想させる表現が出てきておりおもしろい。1周目は時間をかけて読んでしまったので、軽く2周するとめちゃめちゃ面白かった。
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