蜜蜂と遠雷

52件の記録
- ari@3211342025年5月6日読み終わった映画を見て、面白かったので小説も読んでみた。映画には映画の良さがあるけど、先にこの素晴らしい小説を読んでいなくてよかった。 特に気に入ってる箇所は、亜夜が浜崎の前でソナタを弾き、「何を考えて弾いたの?」と聞かれ、「スイカが転がる所です。」と答える所。 私も、10代の頃にギターを弾いてみたくて、バンドスコアを見ながら「この曲弾きたいな」と知人に伝えた所、「これはどんな曲なの?」と尋ねられた。 「冬の夜に田舎町の街灯の下で、しんしんと降ってくる雪を見上げてるような、そんな曲」と答えた。すると「抽象的すぎる。私は歌詞の内容が知りたかったんだよ」と笑われた。 J-popの曲なんだから、そりゃそうか。と恥ずかしかったけど、亜夜のこのセリフのおかげで、長年の胸のつかえが消えた気がする。
- にこ¨̮@jk-blog2025年4月9日買ったかつて読んだ結構前に読んだ本📕長くて読み切るのに時間はかかったけど本当にずっとワクワクしながら読めたすっごく楽しかった本です✨ピアノコンクールの話なんですが、音が聞こえてくるんじゃないかなってくらい臨場感ありまくりで最高でした🎀 図書室で借りて、良すぎて自分で買った本🩷
- sato@sato_sa2025年4月5日かつて読んだ長編で文庫だと上下巻あるのに、ページを捲る手が止まらずあっという間に読み切った。エンターテイメントってこういうことか…と読後しばらく放心状態になった。 ピアノコンクールのお話で、音楽をきっかけとした人間関係や成長の話なのかと思いきや、もちろんその要素もあるけれど、この小説の中心にあり、文章の大部分を占めるのはまさに音楽、ピアノから流れる音や曲そのもの。 音楽を文章で表現するという難しさを、この小説は軽々と飛び越えていく。読んでるこちらは脳内にピアノの曲が流し込まれるような感覚に陥る。しかも何曲も、何人もの演奏で、一つも似たような表現がない。鮮やかでキラキラしたピアノの音や、その場にいるような緊張感や静けさを体感できるような、そんな本。何年も前に読んだのにその感覚は今も簡単に思い起こすことができる。 朝井リョウさんがこの本は絶対直木賞取ると言っていて、本当にその後取っていたのが印象的。
- 猫@mao10122025年3月24日読み終わったかつて読んだ映画を先に観ていたので、大分後回しになってしまったが読了。 面白くて、流れるように一気読み。 それぞれのピアノに対する熱量や想いが伝わってくるし、何より恩田さんの表現力や分筆力に驚く。音楽を文章で表現するって、かなり難しいことだと思っているから、読めば読むほどその描写に没入していくことができるこの作品は素晴らしいと思う。 編集者の方の後書きも、苦労が垣間見えたがこの作品を世に出してくださったことに感謝をしたい。
- つのとしっぽ@horn_and_tail2025年3月6日かつて読んだある人が勧めてくれていたことを思い出して読んだ一冊。読んでいて「その人の感性が好きだなぁ」と改めて思う。互いを刺激しあって成長していく過程に心が震える。それぞれのピアニストの演奏の特徴を文字で表現されていてすごいと思った。
- 彩@Alice2025年1月6日かつて読んだ読み終わるのに2週間以上かかった……。さすがにこのボリュームの本を読み切れたのは達成感あるなあ。ずっと読みたい、読まなきゃと思っていたから読み終えることができて嬉しい。恩田陸にかかれば言葉で音楽を表現することができるのかと。登場する曲どれも知らなかったけど、読み進めながら曲探して聴こうかなと思ったほど文章を追うごとにそれぞれの曲がもつ魅力にハマっていった。幼少期の頃数年はピアノをしていたけれど、続けていればもっと楽しんで読むことができたのかなあ。社会人生活を営みながらコンクールを目指していた高島明石のパートが響いた。いちばん親近感湧いたし、そんな高島へ亜夜がかけた言葉に泣きそうになった。 亜夜が幼い頃から、亜夜のピアノの大ファンだった高島の気持ちを考えるとこちらまで感無量だった。 映画も観たくなったなあ。映画では亜夜の役を松岡茉優さんが演じることだけ知っていたからつい亜夜に茉優ちゃんを重ねて読んでしまったけど、ぴったりだなと感じた。
- Pao@Pao_chocolate2024年4月12日買ったかつて読んだ蓬莱さんと朝活で、蓬莱さんが熱く語っていた。分厚くて、しかも上下巻だったけど、寝る間も惜しんで読んだ。音が聞こえてくるようだった。
- 満月📚@Moon_mushamusha2017年1月1日かつて読んだ本屋大賞や芥川賞を受賞した作品は必ず読む伯母に勧められて、学生の頃に読んだ記憶(もういつのことかわからない)。 するするっと読み進められたことは覚えています。またちゃんと読み直してもいいな……。こちらも映画化されてはいるものの、小説だから良いと思っているので見ていない。