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@qqqqi
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- 2025年4月29日かわいい子ランキングブリジット・ヤング私が社会人になりたての頃、同期の男子から 「同期会に来てよ!(私)は同期女子ランキングで上位なんだから!」と言われた。 当時の私は自分を卑下する癖があったから、フォローのつもりで言ったのかもしれない。ただ何年経っても「同期女子ランキング」に対して違和感を覚える。 同期の飲み会中、隣の卓にいたサラリーマンと同期男子が話していた。「これ会社の同期です!レベル高いですよね!」 この会話も、ずっと引っ掛かっていて未だに覚えている。 この物語は、その違和感を言葉にしてくれていた。 女であるだけで、勝手に容姿をジャッジされる。私たちは私たちらしくいたいだけなのに。 そもそも自分自身を卑下する癖がついたのも、他人から向けられるジャッジの目から逃れる予防線だったのかもしれない。私が魅力的でない事は私自身が一番分かってます、とアピールしたかった。駅で知らない男に「ブス!」と叫ばれた事とか、こういう類の積み重ねがそうさせたのかもしれない。 私もこの年になるまで、未熟さによりたくさんの人を傷つけてきた。謝りたい人もいる。それに気がつけるまでに時間がかかってしまった。 彼らも同じように、女子たちの気持ちを軽視していた。ここまで深刻な問題になるとは思っていなかった。彼らは、イヴやソフィー達に感謝しないといけない。反撃されなければ気がつくのに時間がかかってしまう。あるいは、一生気がつかない。 登場人物たちは、みんな強くて勇気のある子たちばかりだった。自分自身が中学2年生の頃、ここまで達観していなかった。 登場人物と同じ年代の子達に、是非読んでほしい。自分たちの言動を今一度見直すキッカケとなるはず。そして何より、他人からの評価ではなく、自分の好きな自分でいられることが一番最高なんだと気がついてもらえますように。
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