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咲里
咲里
@sakitty0407
平安時代、源氏物語、赤毛のアン、ミュージカル関連、 欧州史。読み聞かせ絵本も。 遡って記録したり再読して編集したりします。
  • 2026年9月28日
    劇場という名の星座
    帝劇に関わる人々の小さな物語が星のように繋がって星座になる、と内容と題名から感じた。私には大層な物語はないけど、帝劇や作品に対する思いみたいなのは観劇するたびに抱いていたから、星の欠片くらいにはなれたのかなと思う。帝劇のもつ重厚なイメージとは真逆のふんわりとした雰囲気が感じられる幻想小説。
  • 2026年9月27日
    ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚 (祥伝社文庫)
    【再読】女の園を取り巻く男性目線の物語七篇。短編の登場人物達がふわっと重なるのがいい。最近読んだ中山可穂さんのシリーズよりも現実味がある感じがした。設定は古い(宝塚ファミリーランド、阪神大震災)が、宝塚歌劇の歴史の一端を覗くような気分で楽しめる。
  • 2026年9月21日
    銀橋(3)
    銀橋(3)
    【再読】前2作と異なりファンタジー要素はなく、少しの伏線回収と壮大な後日談といった印象。実際の状況とは異なるが、未来への希望を感じさせる結末。劇中劇のクオリティが『男役』以上に高く、宝塚歌劇への解像度の高さを感じた。
  • 2026年9月13日
    娘役(1)
    娘役(1)
    【再読】宝塚歌劇以上に未知の世界が「幻想的な装置」(あとがきより)として大胆に使われているが、「幻想的」というにはあまりに血なまぐさい生々しい世界である。両者は決して交わることはないし、この「装置」にはあまり関わりたくないけれど、小説としてはとても面白い。
  • 2026年9月8日
    男役(2)
    男役(2)
    【再読】外部の人間が知り得る限りの実情を詰め込んでいるせいで、こんなにリアルな幻想小説が出来上がったのだと思う。宝塚歌劇に沼ったことがあるなら、本当にこんな事ありそう、と思いながら楽しめる。
  • 2026年9月6日
    千年を超えて君を待つ
    【再読】『源氏物語あやとき草子』と同じ作者。時代はそれよりもだいぶ前の設定。式部の心の闇は深いが、背景の解釈や、『源氏物語』に込めた思いは共通している。道長が良い叔父さんなのが相違点。転生物は食わず嫌いだけど、これはあまり感じさせない切ない雰囲気。
  • 2026年8月15日
    春華杏林医治伝 気鋭の乙女は史乗を刻む
    【再読】前作「珠華杏林医治伝」の18年後、「華は天命〜」シリーズの数十年前を舞台にした同じ世界。病を利用する人、医師か「婦道」かの選択がここにも。
  • 2026年8月12日
    オ-ストリア文学とハプスブルク神話
    オ-ストリア文学とハプスブルク神話
  • 2026年8月12日
    珠華杏林医治伝 乙女の大志は未来を癒す
    【再読】女だから医者になれない、男だから貴人女性の診療をさせてもらえない、貴人女性だから男の診療を拒む、下っ端だから診療を受けられない。性別や身分で医療に対する向き合い方が制限を受けることがある社会を逞しく切り開いていこうとする主人公の姿に、フィクションとわかりつつも考えさせられた。
  • 2026年8月7日
    華は天命を謳う 莉国後宮女医伝 五
    病に翻弄され、病を隠したり利用したりして時代を生きる人物達や、時代の価値観に縛られて他の選択肢を思いつきもしない人物達の中で、主人公の溌剌とした聡明さが光る。第一巻の「回収」が見事でまさに大団円だった。
  • 2026年7月29日
    源氏物語あやとき草子(三) 夢の浮橋
    【再読】「メタ源氏物語」(と勝手に呼んでいる)完結編。雲隠の帖に本文がない理由、宇治十帖の結末の意味。この作者なりの解釈は、平安時代の仏教思想が絡むのでとても奥深く難しく、哲学的。でも人物の中で最強なのは紫式部よりも道長よりも、80代まで生きたという彰子だと思う。
  • 2026年7月20日
    源氏物語あやとき草子(二) 国母の女房
    【再読】内裏焼亡に始まり内裏焼亡に終わった第二巻。病と死、権力に翻弄される人々の姿を、紫式部が鮮やかに物語にしていく。彼女と彰子にとって道長は本当に憎い相手だけど、「今死なれたら困る」みたいな瞬間もあって興味深い。
  • 2026年7月4日
    華は天命に舞う 莉国後宮女医伝 四(4)
    【再読】続刊となる完結巻が出る為再読。生殺与奪の権を握る、という言葉が意味を変えて出てきたのが印象的。封建的な社会で、他人に対して無意識に「そうしている側」と、身を守るためにしたたかに生きようとする「されている側」の対比がくっきり。次巻に繋がる描写にも期待が高まる。
  • 2026年6月22日
    帝室宮殿の見習い女官 恋愛成就と本採用
    女性の仕事と恋愛、結婚や家庭について描くことが多い著者だが、今回は身分や階級。「生まれは変えられない、運命であり義務である」ー階級が上だからといって、幸せだとは限らない。現代に生まれて平凡な生活を送ることが一番「運が良い」のかもしれない。
  • 2026年6月16日
    源氏物語あやとき草子(一) 紫式部と彰子
    【再読】実在の人物と『源氏物語』の人物との絶妙な符合を利用し、「物語は一種の呪い、現実の政治に物語という言霊で挑む」紫式部を描く。抽象的で哲学的な雰囲気を感じる。大河ドラマ『光る君へ』の人物とはみな正反対くらいキャラが違うのもまた興味深い。
  • 2026年6月2日
    帝室宮殿の見習い女官 シスターフッドで勝ち抜く方法
    【再読】続刊が出る為再読。こんなにも登場人物達の因縁が繋がるのは現実ではあり得ないけど、親と子って単純ではないと考えさせられる。家父長制が絶対的だった大正時代を模した時代設定だから尚更。
  • 2026年6月1日
    光る君へ 完結編
    光る君へ 完結編
  • 2026年6月1日
    光る君へ 後編
    光る君へ 後編
  • 2026年6月1日
    光る君へ 前編
    光る君へ 前編
  • 2026年5月15日
    レベッカ 下
    レベッカ 下
    【再読】初読・初演観劇以来思う結末の違和感は、現代の倫理観に無理に照らそうとするからなのだと思い至る。単に主人公の選択として受け止めると、主人公の人物像が変わる気がした。レベッカは本当に悪女、ファム・ファタールだったのか?とも思う。
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