

次元爆弾
@wakenai
じっくり腰を据えて小説を読み始めたばかり。体力の続く限り読んでいきたい…。ホラー、ミステリー、など。
- 2026年8月4日
夏の滴桐生祐狩読み終わった凄いものを読んでしまった。『悪の教典』もそうだけど子供たちの日常が知らず知らずのうちに包囲されてしまう、あの閉塞感が苦手で苦手で。たぶんこれも読む人によっては笑ってしまうような展開であるとは思うんだけど、個人的にはやっぱり凹んでしまうタイプ。『でぃすぺる』は光の『夏の滴』だったんだなと思う。 とはいえ本作は狙われる子供たちの日常生活そのものがかなり異常であり、それゆえにどの程度のリアリティを持った作品なのか判断しかねるという序盤の奇妙な感覚は忘れがたい。しかしその設定も含め、さまざまな人間関係を浮き彫りにし、人間不信について問いかける終盤は、本作を単なるトンデモで終わらせず、一層深みのある作品へと格上げしていると思う。 少年少女の一夏の思い出を描いた作品にしては、ぶっ飛んでるしあまり爽やかでもないので「ジュブナイルホラー」という心ときめく語感が似つかわしくない気もするが、しかし自分の限界に気づき、時には気づかされながらも、子供でしかいられないもどかしさ、苦しさ、そして少しの安心感を織り交ぜて作られた主人公の心情描写は、たしかに子供という存在について一つの切り口をもって迫ることに成功していると感じる。 - 2026年7月31日
イニシエーション・ラブ乾くるみ読み終わったんー個人的にこれはナシかな。何が、というと小説全体を読んで得られるものとして、残念ながら満足感を得られなかったということ。文章自体はすらすら読める。しかし物語自体も紆余曲折は少しあるもののかなりすらすら進んでいく。そこで「ラスト2行で衝撃の結末…!」みたいな煽り文句を思い出し、なるほどこうやって進んでいった先で突き落とされるのだなと期待していたわけなんだけど、①たしかに驚きだがそこまでネタとして新鮮なわけではない②これまでの展開に対する見方が変わるものの、よく考えると大した話でないことに変わりはない、の2点が最終的な感想。読み終わって数日後に、まあ改めて考えてみれば怖いなとも思ったけど、それでもこんなに長いページ数をかけるほどか?と疑問に。本屋のティーンズコーナーに行くと“意味がわかると怖い話”みたいな本が結構並んでいるけど、それらと同じ感じ。ならもっと短くてもいいかな、と。最後に用語の解説リストがあるように、おそらくはそういった細かい仕掛けを楽しむものだとは思うし、ある意味贅沢な楽しみだと思うけど、んーやっぱりこれはピンとこないな。 - 2026年7月31日
迷路館の殺人<新装改訂版>綾辻行人読み終わった - 2026年5月27日
木曜殺人クラブリチャード・オスマン,羽田詩津子読んでる - 1900年1月1日
硝子のハンマー貴志祐介読み終わった読んでる情景説明描写読むのがすごい苦手&ミステリーの謎解きとか基本すっ飛ばしちゃうタイプなので、読み慣れている貴志祐介じゃなかったら挫折してたかも…だけど、突拍子もない可能性を理詰めで一つ一つ切り捨てていくのが面白い。最後どうなるか。 26/06/09 てっきり2本の中編が収録されているのかと思いきや、まだ事件は解決していなかった!第二章開始!これはやられた〜。たしかにあのままじゃ呆気なさすぎるオチだけど。 そして第二章は犯人の独白で進んでいくタイプ。要はいつもの貴志祐介という感じですらすら読めた。やっぱり流れるような展開、それも急落を書く時のこの人の文章めちゃくちゃ面白いのよ。心なしかこちらの方が筆が乗っているようにも思える。 反面、冒頭の事件発生の描写がそっくりそのまま同じ文章で、しかし全然違う意味で提示されるクライマックス部分(ここだと思う)は、いかにも推理小説という雰囲気が出ていて鳥肌がたった。
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