丘の家のジェーン
3件の記録
ユメ@yumeticmode2015年8月14日かつて読んだ感想手放しで大好きな一冊。私にとって、ささやかにまたたく星々を一つ一つ拾い集めていって、ぴかぴかの銀色の月に辿り着くような物語だ。祖母の圧迫から解放され、心の望むままに人を愛し生を謳歌するジェーンを象徴するような、ランタン丘の冴え冴えとした朝。幸せだった今日が終わっても、また幸せな明日が訪れるというのはどれほど素敵なことだろう。魔法で溢れたプリンス・エドワード島に自分のいるべき場所を見出したジェーンに、今も昔も憧れている。本を閉じた後の家族三人が笑いあう余韻を求めて、私は何度でもランタン丘の明かりを目指す。

