いくつもの鋭い破片 下

いくつもの鋭い破片 下
いくつもの鋭い破片 下
ブレット・イーストン・エリス
品川亮
文藝春秋
2026年1月13日
4件の記録
  • miho
    miho
    @mehow
    2026年5月20日
    上下巻まとめてのメモ。 最初はエリスの私小説かと思いながら読んでいた。桁外れに裕福な家の子でスタイリッシュな美少年、でもカルチャー好きで根は陰キャ、だけどそのカルチャーが意外とメインストリーム寄りではっきり言ってダサめでスクールカースト上位グループからはじかれたくないエリス少年ね、わかるわあ、とか油断していたら、やっぱりエリスは曲者、だんだん彼の語りが信用できないものになってきて、そのうち不穏さの輪郭がくっきりしてきて、下巻残り4分の1で起きたスラッシャー展開はもう痛くて薄目で読まねばならなかった。 80年前後のLAの特権階級のティーンエイジャーたちは、尖っているようでそうでもない。豪邸に住んでアルマーニのシャツにグッチのバックパックで登校し、高級車を乗り回している子たちも、やはり不格好で不様で、嫉妬や焦燥に振り回される青春を送っていた。たくさんの固有名詞の羅列とMTV的な描写に、あの時代にあの環境でティーンエイジを送ったことへのエリスのこだわりのようなものを感じた。 『レス・ザン・ゼロ』にはあまり乗れなかったけれど、本書はとくに下巻に入ってからは一気読みだった。
  • hiroka
    hiroka
    @hiroka
    2026年3月23日
    『レス・ザン・ゼロ』以来のブレット・イーストン・エリス。この時代はコレとジェイ・マキナニーだよな〜、と思ったら本文にちゃんと出てきた。 あの時代のLAの金持ち高校生の青春話、上巻は懐かしい感じだけど、セックス、ドラッグ、酒タバコ、読んでいてもろもろツラくてなかなか読み進まなかったが下巻半ばから一気に話が展開してぐいぐい読まされた。 作者が主人公でなおかつ信頼できない語り手、すべてフィクションであるとの但し書きがあっても、現実と虚構の境目が曖昧な世界に引き込まれてしまった。 読後感が良いとは決して言えない気持ち悪い作品だったが、面白かった。 『アメリカン・サイコ』は怖そうなので読んでいなかったのだけれど、読まなくちゃ。
  • Ub!K
    Ub!K
    @cherub_0802
    2025年12月23日
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