ユングの生涯 (レグルス文庫)

ユングの生涯 (レグルス文庫)
ユングの生涯 (レグルス文庫)
河合隼雄
第三文明社
1978年10月25日
5件の記録
  • ゆか
    ゆか
    @yukais_1983
    2026年5月10日
    とある挑戦を超えて、集中できず積読が溜まるばっかりの日々からやっと脱した1冊。興味深すぎて、時間作って2日で読了。著者がユングが大好きなことが伝わる本。私は推しを推せる人が大好き。ユングについて、もっともっと掘り下げたくなった。
  • ⭐️⭐️⭐️ 【他人の正解ではなく、あなただけの「物語」を生きるために――河合隼雄『ユングの生涯』】 私たちは日々、目まぐるしく進む水平な時間(クロノス)の中で、社会に適応する「現実的な自分」と、心の奥底で静寂を求めている「内なる自分」との間で、引き裂かれるような感覚を覚えることはないでしょうか。効率や数字ばかりが求められる現代において、自分の本来の姿を見失いそうになる。そんな私たちに、静かだけれど強烈な光を当ててくれるのが、河合隼雄の『ユングの生涯』です。 本書は、単なる偉人の伝記や、難解な心理学の解説書ではありません。心理学の巨星カール・グスタフ・ユングが、自らの魂と血を流すような格闘を経て、あの壮大な思想をいかに「生きた」のかを描き出した、極めて生々しい魂のドキュメンタリーです。 ユングもまた、幼い頃から社会に適応しようとする「No.1」の人格と、時代を超越した直観を持つ「No.2」の人格という、自己の内なる分裂に苦しんでいました。恩師フロイトとの運命的な出会いと、思想の相違による壮絶な決別。その後、彼を襲った深い孤独と精神的危機。 しかしユングはそこから逃げることなく、恐ろしい幻覚や夢といった自らの「無意識」と徹底的に対決し、やがて意識と無意識を統合していく「個性化」という独自の境地へと至ります。彼の理論は、安全な場所で作られた机上の空論ではなく、自らの心の闇を歩いた血の滲むような体験の結晶なのです。 日本におけるユング心理学の第一人者である著者の河合隼雄は、ユングの人間臭く矛盾に満ちた側面も決して隠しません。そこに本書の最も深く、優しいメッセージが込められています。 それは、「ユングの生涯は素晴らしいが、決して私たちが真似るべき『模範』ではない」という強烈な事実です。 私たちはつい、誰かの見つけた「正解」に頼りたくなります。しかし、ユング心理学の真髄とは、誰もがユングのようになることではなく、「人はそれぞれ、自分自身の唯一無二の物語を生きなければならない」という覚悟を持つことに他なりません。 本書は、あなたがあなた自身の人生という「物語」を再び紡ぎ始めるための、静かな、しかし確かな避難所(アジール)となってくれるはずです。自分の内面とじっくり向き合いたい時、あるいは思考が最も澄み渡る朝のゴールデンタイムに、ぜひページをめくってみてください。
  • 河合隼雄♡♡
  • 高尾清貴
    高尾清貴
    @kiyotakao
    2025年11月21日
    東畑さんが講義で勧めてた
  • かぼちゃ
    かぼちゃ
    @xxpumpkinxx
    2025年3月10日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved