「自由」の危機 --息苦しさの正体
「自由」の危機 --息苦しさの正体
ヤマザキ・マリ
上野千鶴子
会田誠
佐藤学
内田樹
前川喜平
堤未果
姜尚中
小熊英二
山崎雅弘
山田和樹
平田オリザ
望月衣塑子
杉田敦
村山由佳
桐野夏生
永井愛
池内了
津田大介
石川健治
苫野一徳
藤原辰史
鈴木大裕
阿部公彦
隠岐さや香
高橋哲哉
集英社
2021年6月17日
6件の記録
Sanae@sanaemizushima2026年8月13日読み終わった日本学術会議の会員任命を首相が拒否、あいちトリエンナーレの表現の自由について、コロナ禍の制限のことから自由が奪われつつある状況に声を上げた26名の有識者たちの論。 改めて自由とは何かを考えたときに、これを読んで余計に答えられなくなった感じもする。 アーレントが言うところの自由の「感度」。自由は人それぞれ違う「感度」を持っているということ。何をもって自由な状態とするかは人によってそれぞれ。(p291苫野一徳さんも論じておられた) 自由は大変だ(ざっくりすぎる言い方ですみません、)と言っていた人もいらして(自営業なので、すごくよくわかる)、だけど、ひとつはっきりしているのは、批判的精神を持ち続けることは大切だということ。 しかしそのことを教えてくれる人はほとんどいないという日本の現状。 「日本の教育では批判的なものの見方を学校で習うことは極めて少ない。」(p314高橋哲哉さん) 逆に、自由をわがままというふうに教える教育システムが生まれてきていて、自由の意味がすり替えられている。 「新自由主義の人たちは、経済的自由にはものすごく関心をもつけれど、精神的自由はほとんど関心がない。」(p328高橋哲哉さん) 桐野夏生さんがおっしゃっていた 「どうもメディアは私のような個人に、本来自分たちが言うべきことを代弁させているようなところがあるように思います。つまり、メディアは自分たちが中立の立場を装って、私のようにものを言う人間をあたかも人身御供のように差し出しているのではないか。」(p220) すごくわかる。 平田オリザさん 「私たち日本人は、困っている同胞に対してはとても心優しい民族なのですが、単一の民族、単一の文化という幻想の中で生きてきたことで、異なる価値観、異なる文化的背景、異なるライフスタイルを持った人の行動を理解しようとするエンパシーの能力についていささか弱いところがある。」(p205) そうやって個人へのバッシングが強まり、自分たちの手で自分たちの自由を奪っている構造もまた見えてくる。 ズバリ言われて悲しくなってきたけど、負けずに頑張りたい。自由のために!



積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年1月5日かつて読んだ『私は学術会議の問題を、「学問の自由」の問題としてだけ語るのでは不十分だと思っています。それよりは、社会全体で人権が守られているか、「学問の自由」や「表現の自由」の意味が理解されているか、といった問題として考えるべきだと思います』
さつき@zaoyue05082026年1月4日買ったじゅうぶん読んだ@ BOOKOFF PLUS 新宿駅西口店312円。石川健治=望月衣塑子「「自由」が奪われるときの危険な兆候を見抜く」を読むが、あまり感心しなかった。


