手のひらの音符
11件の記録
てるふぉん@ANKAKEYAKISOBA2026年9月28日読み終わった感想改めて時間が経ってからもう一度読むと尚、この作品の良さに気づけそうな一冊。 というのも今の私には懐かしいあの人、が今も一緒に駆け抜けている友達ばかりのため、 水樹と同じ45歳になったとき振り返って読むと、そうそうあの時ね…と過去を回想しながら未来を歩けるような気がしている。 水樹の周りの人達がとても優しくてそれぞれの境遇を持ちながらも力強く生き抜いている人らしさに感銘を受けながら、こんな働き方もあるよな、こんな生き方も、修羅場となるような思い出もあるな、とまだ他人事のように読み進めてしまった気もしている。 というのがおそらくまだ20数年しか生きていないから、逆にこの一冊から教えてくれたような気もする。 相手を思いやった行動はその人にしかできなくて、水樹だけではなく周囲の登場人物の行動一つ一つのエピソードが誰かを想った行動指針であることに、人の優しさや柔らかさを感じられた。 印象的なのは水樹の父親のお葬式に参加した際の行動と、水樹の母親が水樹の進路について関わる場面。特に自分も家族のために稼がないと、と義務を感じていた水樹に対しての母親の喜んで送り出せる行動は、涙腺にきた、こんな自分の子供のために心配を見せない、いとわない様な母親?女性像になりたいと思った。 信也の不器用なだけど相手のために言動を行う真っ直ぐな姿勢もカッコよかった。こんな人が周りに一人でもいたら私も自分についてクヨクヨせずに堂々といれるだろうなとも思うし、今からでも私なりの闘い方で自分の人生を歩めるだろ!と思う。 現在と過去の時間軸を行き来しながら物語が進むため、その都度のエピソードが印象的で、きっと読み返す事に好きなエピソードが変わるような人生の一冊となると断言できる。













