二木先生 (ポプラ文庫)

3件の記録
タイヤキ@taiyaki_r032025年10月4日読み終わったASD傾向のある高校生が、ある重大な秘密を抱える担任教師と関わることで、自分の生きづらさの理由と、立ち直り方を見いだしていく物語。 最後、担任が窮地に追い詰められたときに、担任が実践した「Aの自分として生きるわけでもなく、Bの自分を晒すわけでもなく、Aの面を被る」という立ち回り方を学習して、担任をかばう姿に驚かされた。 偽物の自分として生きることは並大抵の努力では実現できないだろうし、彼の人生にとって正しいのかは断言できないが、処方箋の一つとして参考にはなるなと思った。


