二木先生 (ポプラ文庫)

9件の記録
みかん猫@choma2026年7月9日読み終わった面白かったのだけど、読んでいるあいだずっと共感性羞恥に苛まれてつらかった……。何度も読むのをやめようかと思ったほど。主人公は周囲に溶け込めない異星人的な男子高校生で、「普通」になれないことに生きづらさを感じている。そんな彼が担任・二木の隠された性癖を知り、脅迫し始める物語。普通に会話しようとするほど上滑りしていく描写があまりにも生々しく、何度も「うわぁ」となってしまった。『コンビニ人間』では平気だったのは、本作は主人公が「普通」になろうともがくぶん、不気味の谷に入ってしまうからかも。弱みを握られる二木には萌えてしまった。

タイヤキ@taiyaki_r032025年10月4日読み終わったASD傾向のある高校生が、ある重大な秘密を抱える担任教師と関わることで、自分の生きづらさの理由と、立ち直り方を見いだしていく物語。 最後、担任が窮地に追い詰められたときに、担任が実践した「Aの自分として生きるわけでもなく、Bの自分を晒すわけでもなく、Aの面を被る」という立ち回り方を学習して、担任をかばう姿に驚かされた。 偽物の自分として生きることは並大抵の努力では実現できないだろうし、彼の人生にとって正しいのかは断言できないが、処方箋の一つとして参考にはなるなと思った。









