城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)

7件の記録
いちのべ@ichinobe32026年4月1日読み始めた放送大学の授業に備えて『城の崎にて』を読んだ。 10代の頃、教科書で読んで「面白くない」と感じたのだが、今読むと普通に面白かった。 (昔は面白さが分からなかったが、30代後半になってから「面白い!」「文章がうまい!」とのめり込んだ川端康成と体感が似ている) 療養の旅先で目にする生き物たちの生死を観察し、描写し、思いを巡らせる。 短い中に、惹きつけられる情景や、心に響く一文があり、何より読んでいて心地よい文章だった。 > 自分は偶然に死ななかった。蠑螈は偶然に死んだ。(p54) この対比と情感が強い印象を残すし、この後に続く、短めに重ねられる文章たちのリズムも好ましかった。
きょ@octjack2025年3月29日読み終わった未読半分ちょっとをのんびりと読み進めていました。後半の不倫ネタラッシュにうなされたのが嘘かのように、「プラトニック・ラヴ」で吹き飛ばされました。A氏の住所の近くに続けてメモするな。でも、だからこその話なのでなーとも思う次第であります。つい「沓掛にて」を再読してしまったのも仕方がない話だと思いたい所存。あとは奥方たちの言葉遣いが揃いも揃って柔らかくて品がありそうに聞こえて困ったり、「濠端の住まい」のミニマリスト生活は何度読んでも味わい深かったりそんな雑感です。






