AIは私たちの学び方をどう変えるのか

AIは私たちの学び方をどう変えるのか
AIは私たちの学び方をどう変えるのか
サルマン・カーン
稲垣みどり
東洋館出版社
2025年8月1日
5件の記録
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2026年5月17日
    2026年5月時点では新鮮さはあまり感じなかった。教育・学習へのAI活用はすでに「やれること」として広く認識されており、2年前に読んでいれば刺激的だったと思う。原著執筆から翻訳出版(2025年半ば)へのタイムラグが大きく、それが新鮮さのなさの主因。AIに懐疑的な教育現場の人への入門書・説得材料としての価値はあるかもしれない。
  • 為田裕行
    為田裕行
    @tamehiro
    2026年5月10日
    カーンアカデミーの創設者でありCEO サルマン・カーンさんの『AIは私たちの学び方をどう変えるのか』を読みました。カーンアカデミーでもAIアシスタントは実装されているそうです。使ってみたいなー。個人的な興味は、「書くこと」の学び方をどのように変えるのか、という部分です。AIを同学校で使うかのヒントがたくさんあったと思います。
  • 21世紀に入って以降、サルマン・カーンがインターネットを使って世界の隅々にまで教育機会を届けてきた実績を考えると、彼以上に生成AIと教育の掛け算の可能性を語れる人物が他にいないだろう。 しかし本書を読むと、彼が教育者という立場からAI業界の熱気を外側から見ているのではなく、紛れもないインサイダーであることが見えてくる。 2022年の夏、カーンはOpenAI社から1通のメールを受け取る。それはカーンアカデミーとのコラボレーションを通して人工知能と教育の可能性を研究したいというオファーだった。 注目できるのは、このメールをカーンが受け取ったのはChatGPTリリースの4ヶ月前、GPT-4リリースの7ヶ月前であったという点である。つまり世界にLLMの旋風が巻き起こる少し前に、彼はこの技術の可能性について思考を深めることができたのだ。 生徒とAIがどのように協働して学びを深めるのか。生成AI時代における教育や試験の意義とはなにか。各論は本書を実際に読めばわかることだが、この本のキーワードは「賢明な勇気」と言えるだろう。カーンはテクノロジーを活用するためには創造性と同時に「賢明な勇気」を発揮する必要があると説く。新しい技術の進歩を前に理性的な恐れを抱きつつ、その課題と可能性の両方を深めた上で、「勇気」ある一歩を踏み出していく必要があるのだ。 この本を読んでいて驚いたのは、サルマン・カーンが論じている教育とAIの可能性に関する議論がすでに陳腐化(またはよく知られている)しつつあること、彼が終盤で言及している「家族の声でかかってくる詐欺電話やビデオ通話」が現に社会問題にっていることである。 テクノロジーの進歩のスピードが速くなっているのと同時に、本当に「賢い勇気」だけで立ち向かっていけるのか。願わくばさらに議論を深めた一冊を世に送り出してほしいと思った。
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