小さいおうち

14件の記録
- しすかなおはなし@2025082025年9月23日読み終わった昭和初期、戦争に向かっていく世相。今まで、刻一刻と暗くなり、国中が戦争一色だったと思っていたけれど、でもそれは今を生きて、歴史を勉強して、教科書で知った日本。国民皆がこんなにも知らず知らずのうちに普通の生活から戦争に巻き込まれていった事を改めて知る。タキちゃんの真面目さと時子奥様の想い、恭一くんの成長を、ショージさんのそれからを甘く切なく読んだ。波うららかに夫婦日和とか、あんぱんとか、昭和初期が最近熱いですね。

- ぷだおくん@pudadi2025年5月22日読み終わった大学で出会った親友に薦められた本。小説をあまり読まない僕に「これが一番好きかも」と教えてくれた。人間の何物でもない日々が描かれた作品で、情景描写がていねいでほっこりしつつも、想いの叶わない切なさを感じさせる文章が素敵。 実話かと思わせるような緻密な設定とストーリーの繋がりがあるので、大満足の読後感でした。 「おもしろい小説ない?」と聞かれたら、まずは『小さいおうち』をおすすめしようと思う。


葉っ@leaf_0332025年5月20日読み終わった戦争と共に生きた時代の物語。 めっちゃおもしろかった!めっちゃ没頭する!とかじゃないのになんだかそばにいるような優しい語り口調の女中さんタキちゃんに心惹かれながら読んでました☺︎ 5月は忙しくしていたのでまだ一冊目👀

あずき(小豆書房)@azukishobo2025年5月15日読み終わったとある調べものをしていたら、昭和の中頃までは一部の一般家庭にも住み込みの「女中さん」がいた、ということを知り、それがきっかけでこの小説を読んでみたくなった。ちょうど今ドラマ化されている『あんぱん』や『波うららかに、めおと日和』と同じ、昭和初期の様子が描かれている。 中島京子さんは、以前に『ムーンライト・イン』を読んだ。そのときの余韻と似た読後感。ひとの想いなんて、簡単に想像したり結論づけたりできないもの、なのだ。






さかな@sakana13161900年1月1日かつて読んだたしか第二次世界大戦中の昭和期を舞台にした、ある家に仕えていた女中さんの物語で、少し胸が苦しくなる結末だった。人によってはネタバレと感じるかもしれないが、主人公は仕えていた家の奥さんに恋をしていたのだと、結末からして推測できるのだけど、それはほんとうに最後まではっきり明かされなくて、この物語のつくりとして、とてもクローゼットな物語になっていて、自分の経験と重ねて苦しくなった。でも、物語の中に自分の経験した苦しさを見つけた時はすこし救われるような気持ちにもなる。 あとは戦時の雰囲気の描写が意外と明るくてすこし怖い気持ちになった。











