架空の犬と嘘をつく猫

4件の記録
きょうのすけ。@shu02032026年6月12日読み終わった真っ当な大人がひとりもいない環境で、どうにか真っ当に育った子供の話。「架空の犬」は、物理的には逃げ場のない子供の、精神の逃げ場だ。感受性と想像力の豊かな子供にしか得られないそれを、得られた子供は幸せであり、そして不幸でもある。 追記 架空の犬を逃げ場として大切に愛でて育った子供が、とあるきっかけで現実の犬を得る可能性を匂わせながら物語は終わる。 彼と犬の、これからも続く人生が幸多からんことを願う。
夏海@7to3can2026年1月29日読み終わった「家族だからって、うまく一緒に生きていけるというわけじゃないんだよ」という当たり前のことを、ほどよく物語で包んでお出しされた感。 佐賀県が舞台とのこと。主人公が就職したのは福岡かな、なら作中に出てくる観覧車はあの場所のものかな、と多少なりとも土地勘があると、少し楽しめます。 辛い時に、わたしにも寄り添ってくれる架空の犬がいる。この本を読んで、そう思えるようになったので、読んでよかったなと思う。


