トランスジェンダー・フェミニズム

トランスジェンダー・フェミニズム
トランスジェンダー・フェミニズム
田中玲
インパクト出版会
2006年3月1日
6件の記録
  • 2006年版なので情報や用語に古い所はあるが、内容は今読んでもラディカルで刺激的。ジェンダー論に関心がある人より、特にフェミニズムの方により関心のあるタイプの人に是非読んでほしい。フェミニズムのみだと中々第一としての想像が向かいにくいジェンダーの解体や性別二元論という天皇・戸籍制度による恣意性について、それらが何故必要とされ何を抑圧しているのか、実像的な想像を向かわせてくれると思う。 今読むと未成年と性行為の是非ー諸々の問題を切り分け切った上で原理的に性的自由を尊重するのなら、確かに性的対象者が未成年でも原則として非とする理由はないとも言えるとは思うが、疑惑レベルとは言え未成年との性的自由に賛同的だったフーコーへの児童性虐待の告発等があった現代で、軽々に未成年との性的自由に言及すべきとは思えない。著者がどのレベルで未成年との性的自由について賛否していたかは必ずしも明らかではないので、危うさの残る、といった表現以上はできないがー等現代でも踏み込んだと呼べるラディカルさで論じている分、批判的距離を取る必要はある。それでも、だからこそラディカルでクィアネスなフェミニズムについて、触れる価値は小さくないと思う。
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年12月1日
    「多様な性を生きる人たちとdv」の章を読み、現在のdvシェルター、相談窓口、自助グループはセクシャルマイノリティの相談が想定されていないため、救済されないことを読み、泣きそうになった。シスヘテロ女性、男性でも救済窓口がなかなかなく何年も辛抱しないといけないのに…。 暴力は人の命に関わることで、私たちが、性別二元論、異性愛規範を標準として話すことが、とても危険なことだと改めて分かった。 クイアな視点をさらにインストールし続けよう
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年11月24日
    最近トランス(MtF)の友人とメイクの話をしてて、私は押し付けられた女性規範に抗いたいと願っているけど彼女は「女性らしく」なりたいと願っているとやっと気づいて(いわゆるパス度を高めたいためジェンダーステレオタイプを内面化してしまう)、色々傷つけること言ったかもと思いトランスジェンダーフェミニズムに手を伸ばす。 フェミニズムを勉強してクィアな視点も持てるようになったと自分では思ってたけど、やっぱ「何歳くらいの女性」「青い服の男性」と見かけで人をジャッジしてて、それがトランスの人を苦しめてるってことに気づいてなかった。 本当は人は概念で生きているわけではないのに、言葉があるために概念化して私たちを悩ましくしてしまう。私が私であるということはどういうことか未だわからない。 ーーーー p.32 ジェンダーイメージというのは本当に強固なものなのだなと、トランスを始めて実感する。これは実際にトランスした経験のある人でなければ分からないに違いない。ジェンダーを移行すると見えてくるのは、世の中は本当に女と男に分かれているんだということだ。これはインターセックスの人や、不本意にも移行中のトランスジェンダーの人については辛いに違いない。人を見る価値観が男女で変わってくるからだ。
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月13日
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