花・死人に口なし 他7篇

5件の記録
hikaru_tani@hikaru_tani2026年8月1日読み終わった9編の短編が収められているけど、いかにも世紀末ウィーンらしい陰鬱な話ばかり。 人間の非合理的で不可解でままならない部分を描いていて、シュニッツラーがフロイトの精神分析から受けた影響を感じた。
RIYO BOOKS@riyo_books2025年8月9日読み終わった幽靈。──幽靈はゐる。確かにゐる。──死んだものが生きてゐるふりをするのだ。凋んだ花が徴臭くなつても、それは花咲き、薫つてゐた頃の思ひ出にすぎない。我々が死んだ人達を忘れないかぎり、彼等はまた歸つて来る。──彼女がもはや話すことが出來なくても、それはどうだつていゝことだ。──私は今でも彼女の聲を聞くことが出來る。彼女はもはや姿を現はさない。しかし私は今でも彼女を見ることが出來る。



