追懐のコヨーテ The cream of the notes 10
3件の記録
- しらたき@sedosy1262025年11月16日かつて読んだ> 「感想」のつもりで書いていても、それは「あらすじ」の一部であることも非常に多い。 この本を読んでから、良くも悪くも何かの感想を書くときにはこの一文が思い浮かぶ。 情報を得るための読書でも、娯楽としての読書でも、そこには自分の言葉で語られるべき感想があるはずで、たとえそれが著者の意図しない誤読であったとしても、今の自分の心の状態がその文章から汲み取ったものなら、それこそが本との出会いの中で本質的に得られたものなのだと思う。 そして、それらを感想として言語化までできたなら、きっとその本の内容にかかわらず良い本と出会えたと言っていいのではないだろうか。


