うたかたの日々

14件の記録
ふち45@fuchi-yo452026年6月30日読み終わった友人のオススメ。 最初は世界観を掴むのに苦労しましたが、解説にも書いてあるように これはこういうものだとそのまま受け入れるのが良き。 なんともシュルレアリスム的でメルヘンでキラキラしている登場人物たちがある日を境に苦境に追いやられていくのですが、その苦しい様さえなんだか美しい。 夢のような物語です。 ハツカネズミちゃん。ハスの花を見るたびに思い出すだろうな。 以下解説より。 「他のものは消えてもいい。なぜなら醜いから」 そう傲然と言い放つ者が味あわなければならない痛みの全てをコランとクロエは味わうのです。
CandidE@candide_jp2025年9月25日読み終わった読んでいるうちに、遥か昔に新潮文庫で、さらには岡崎京子の漫画も読んだことを思い出した。どこか懐かしい感触がよみがえる。 凸凹な倫理、不協和音のポップ化。構造や装置、デザイン感度を優先する美学。消費社会のガジェットの輝きにまとわりつく空虚。言葉遊戯と都市の雑居が生む即興のテンポ。そうした軽さと重さの二重奏が、久々に甘酸っぱく胸にひろがった。 ポップ・アートやヌーヴェルヴァーグ的な感性、自棄っぱちな気持ち。1940年代当時としては、紛れもなく先進的な作品である。もっとも、その前衛は私の初読時においてすでに古典だった。 そして今では90年代も00年代もポストモダンもすっかり古典となり、私もまた大人になった。複雑である。絶望を軽やかに弾ませ、崩壊を祝祭に変える想像力とその技法。現在の私自身の性分には合わないけれど、時代はそれを切実に必要としているのかもしれない。そんなことを思う。



















