サド侯爵の呪い

2件の記録
- Dende@dende2025年3月13日読み終わった巻末の原注と参考文献が大量に記載されてて「こんなタイトルなのにめちゃくちゃちゃんと書かれた本だ!」と思った。 サド本人及び子孫に関する単元、ソドムの120日が書かれた巻物を巡る単元、巻物を最終的に入手した投資会社の詐欺行為に纏わる断言の三つで話が進んでいく。 ラストで本の終焉についてちょっと触れているのが面白かった。 1番のハイライトは、フランス当局から取り締まられ続けたサドの手稿が国宝化されて国立図書館に収蔵されるシーン。