カンディード (1956年)

カンディード (1956年)
カンディード (1956年)
ヴォルテール
吉村正一郎
不明
3件の記録
  • カンディードは抗弁した。 「わたしはもっとひどい目にあってきました。しかしある賢人が、この人は後に絞首刑の憂目 を見ましたが、わたしに教えてくれたところによりますと、それらはすべてすばらしいことずくめで、美しい画に翳があるようなものだ、というのです。」 「その絞首刑になった人は世のなかを愚弄したのだ。」とマルチンがいった。「あなたのいう、その翳は恐るべき汚点ですよ。」 「汚点をつくるのは人間だよ。」とカンディードはいった。 「しかも、そうせずにはすまされないのだ。」とマルチンはいった。
  • 「理不尽な進化」つながり。生物学者が比喩として使っても通じるくらい、欧米では教養として一般的に広く読まれているんでしょうかね。1759年刊だそうです。日本だと徳川吉宗のころの話(作中、何度も会話に日本が出てくる)。悲惨と残酷のオンパレードなのに(片方のおしりがずっとムズムズしてました笑)、極端すぎて何故か明るい読後感。最後の方の、兄上とのやりとりのあたりは爆笑ものです。キュネゴンド姫がいいねぇ!ヒロインはこうでなくちゃ。結局、カンディードって何歳設定だったんだろう。
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