ヘビイチゴ・サナトリウム【新版】
15件の記録
さくら🌸@lily_sakura_2026年4月29日読み終わった読むのにかなり時間を要してしまった。 10代の頃、漠然と生と死について考えることがあった。突き詰めて考えすぎるとハルナのような言動をするのかもしれない。私はそこまで深く考えるタイプではないので、ハルナの言いたいことのほとんどを理解することができなかった。きっと彼女も誰かに理解されたかったわけではないんだろうけど。結局すべて綺麗に解き明かされるわけでない終わり方に「???」となったけど、あとがきで「物語の世界が広がったあと、作者の力によって閉じていくことに不満を感じていました」と語られていたので、だから続きそうな感じで終わるのかと少し納得。 図書司書の岩田が、数学教師の高柳にオースターのニューヨーク三部作について説明するところで、「どの作品にもそれぞれ謎が仕掛けられているんだけど、ミステリーみたいに謎が解決されるわけじゃない。謎の究明というよりは、自分と他人の境界が崩れていく、そういう感覚を追求することの方が主眼になっているんです」(p.176)と言っていたが、この物語がまさにそうだったんだと思う。 登場人物が多いのと、人によって呼び方が違うので途中で「これ誰だっけ」となってしまった。









