帰還
帰還
マーガレット・チョドス=アーヴィン
アーシュラ・K.ル=グウィン
アーシュラ・K.ル=グウィン
Ursula K.Le Guin
清水真砂子
岩波書店
2009年2月17日
22件の記録
いんとん@Going-kyo2025年12月10日読み終わったまた読んだ昔読んだ時は、1-3巻読了から年単位で時間が空いていたので、全然繋がらなかった。3巻の末とほぼ同時期が始点だったとは。 2巻の主人公だった少女テナーがアラフォーおばさんとして再登場。「男社会における女」として生きてきた末でも、テナーはテナーだった。 3巻までと違って、冒険活劇は無い。小中学生では実感として理解は難しいだろなあ。実際、退屈だなーと思いながら読んだ覚えがある。頭の中でもテナーとテルーがごっちゃになっていて、全然筋書きを覚えていなかった。 名前、似過ぎよ…
- 村雨菊@carameltomato2025年9月25日読み終わったゲドが魔法の力を失ったことから、「力とは何か」ということが繰り返し問われている。そこにジェンダーの問題、力によって奪うということが深く絡んできてまた難解に。 最初の過ちはゲドが自らの力を過信して、死をも超えるんだと力を誇示しようとしたことにある。不死への願いなんて、もう持っていないというゲドは、力を失ってもケロッとしているかと思えば全然そうじゃなくてウジウジしてる。 オジオンの元で力を得ることができたはずのテナーは、力を捨てて普通の生活を選んだ。再会したゲドは、それに失望し、怒る。若い頃、カラスノエンドウの生活を見て、「これこそあるべに姿!」と言った癖に。
けい@kei-note2025年3月29日読み終わった10代の頃からゲド戦記は好きだったけど(主に1-3巻)なかなかこの巻まで辿り着けなかったのに、まさに今読むべき時が来たと感じるようなお話だった。もはや児童文学から少し飛び越えてる。めちゃくちゃ内容が沁みた…10代じゃ厳しかったろうなこの話。(理解という意味でも)ゲドの世界風味にいうなら適切な読むタイミングががくるまで読めないまじやいをかけられていたかのような。 面白かった!1.2巻読み返してから5巻にいこう
けい@kei-note2025年3月24日読み終わった“なぜ男は女を束縛するさまざまな事態に無頓着でいられるんだろう。” “わたしたちは新しい時代を、邪なものと戦って勝ちとった戦利品をたずさえて生きていくことになるんだろうね。あなたはあのやけどした子どもを連れ、わたしはまったく何ひとつ持たずに。」” “だから同じように台無しにされた子どもをそんな自分の分身として、自身の不幸を体現しているものとして、自分はこの手もとにひきとったのだ。” テナーの気持ちがよく分かるターン… 大賢人といえども力を失うと自信がなくなるんだな…
けい@kei-note2025年3月21日読んでる“もうお葬式はたくさん、とテナーは思った。嘆き悲しむなんて、もうたくさん! わたしはこの人のために悲しむなんてしないから。だいたい、この人、竜に乗ってきたんじゃないの。” “アチュアンで過ごした子ども時代に、テナーは学び方は学んであった。よそ者としてゴントにやってきて、彼女は人びとが他人にものを教えるのが好きなことに気がついた。テナーは他人にものを教わることを学び、そうなると人とちがっていることも許されて、受け入れられるものだということも学んでいた。” “教わるのを嫌がったのはわたしのほうだったの。それでわたしはあの人のもとを去った。あの人の書物になんの用があった? 本がなんの役に立った? わたしは生きたかった。男がほしかった。自分の子どもがほしかった。自分の人生がほしかったの。」”
けい@kei-note2025年3月20日読んでる“かわりに火が真っ赤に燃えてて、黄金のうろこや鉤爪がきらきらしててね、その目が光ってるのが見えたって。おっと、竜の目はけっしてのぞいちゃいけないよ。昔からそう言われてるの” “ただ、そういう人間たちのなかに、竜でいたころに学んだものを大事に守りつづけてきた人たちがいてそれこそ天地創造の真のことばにこめられているのだけどその人たちこそ今、魔法使いと呼ばれる人びとなんだと、そう、おばあさんの歌ではなっていたんだって” “「ひとつだけってことは、おまえにはないんだ。」オジオンはかすれた、声にならない声で言った。それが今の彼には精一杯の声だった。 「ほんとね。いつも少なくてふたつ。たいていはもっと多い。」テナーは言った。「でも、わたしはここにいる。」”
bitter@blendme2024年12月24日かつて読んだテナーの子ども、そしてゲドとテナーの再会。 ふたりはその晩、暖炉の炉石の上で寝、そこでテナーはもっとも知恵ある男でさえゲドに教えられなかった神秘をゲドに教えた。p.329 南海域ではこの世の終わりを告げるという星座のなかに、ひときわ大きくゴバルドンが輝いている。だが、ツバメたちのおしゃべりはどれも、始まりを語るものばかりだった。p.350 2023/02/17









