春の雨にぬれて、獅子はおどる

春の雨にぬれて、獅子はおどる
春の雨にぬれて、獅子はおどる
いとうあつき
岳明秀
講談社
2025年11月13日
2件の記録
  • 本好き司書
    本好き司書
    @snow_
    2026年6月1日
    物語は突然の別れから始まる 父の突然の移住宣言で 大好きなサッカーチームを辞め 転校することになったナオコ しかも移住先はサッカーチーム もない雪国だった… そんなの腐ってしまって終了。 となってもおかしくない展開だが ナオコは慣れない環境で新しいことに 自ら挑戦していく 「男は〜」「女は〜」という習わしに 囚われず 自分のやりたいことを 素直に「やりたい」と言い切るナオコ 途中どうにもできない壁に阻まれても 前をむき続けるナオコ 読んでいて 清々しい気持ちになれる小説 タイトルの場面の描写 静謐さの中に躍動感があり とても良かった
  • saki
    saki
    @53hon_to
    2026年2月23日
    引越し先の人間関係や環境の違いに戸惑うなか、伝統である春祭りの獅子舞に心惹かれた少女の物語。 ナオコの心理描写がとてもすてきだった。獅子の動き(それもただの練習)を見た瞬間に心が揺さぶられるところ、どんな獅子を舞いたいか考えるところ、悔しさ、ようやく舞うことができたときの楽しさ、希望。どれもまっすぐ伝わってきて、読みながら一緒に一喜一憂していた。 「女の子が笛、男の子が獅子」という決まりを変えたことで冷ややかな反応をされたりもしたのだけど、ナオコが強く素直な心を持っていたことだけでなく、ショータやヨモギが支えになってくれたからこそやり遂げることができたのだと思う。いい仲間だな〜としみじみ。 同級生の変化や大人の事情がサラッとしていたので(現実そんなうまくいくかな……)と思ってしまったりもしたけど、それはわたしが結構な大人だから感じるだけ、だろうだね……。
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