モノの物語 第4巻『レンズ』

5件の記録
mikechatoran@mikechatoran2026年4月23日読み終わった海外文学4のテーマは「レンズ」、怪奇小説風味の作品が並ぶ。「肌等に浮かぶ黴に関して」は17世紀オランダで自力で顕微鏡を作った男の狂気のような熱意とそれを嫌々ながら支える娘を描く。2番目の「丘からの眺め」は死者の目で見ることができるという双眼鏡についてどこかコミカルな語り口。次の「眼鏡」はバイフォーカル(遠近両用)ならぬバイオ・フォーカルの眼鏡について。彼女らはどこへ消えたのか。最後の「プリズム」では宇宙の現象を観察するはずが、幽霊を捉えてしまう。肉眼では見えないものを可視化する4種のレンズ、とてもおもしろかった。









