異種間通信 (ハヤカワ文庫 SF ウ 21-1)

7件の記録
- K.K.@honnranu2026年8月16日読み終わった早川書房ハヤカワSF文庫ジェニファーフェナーウェルズ-Jennifer Foehner Wells言語学者ジェーンホロウェイのもとに、NASAのエンジニアアランベルゲンが訪れる。宇宙人との翻訳をしてほしいと。言語学者ジェーン、エンジニアアラン、軍人ウォルシュ、医者ヴァールマ、パイロットコンプトン、若手ギブズの六人は、宇宙船まで辿り着くもののもぬけの空。しかしライトが灯り人工重力が働く。ジェーンに働きかける声の正体は。 ハリウッド映画のようなテイスト。未知の領域。危険な探索。おぞましいモンスター。言語学者が翻訳するというから、地球の言語学に基づいた異文化との相互理解が展開するのかと思いきや、テレパシーで過程をスキップし、六人のいざこざや宇宙船内で宇宙ナメクジと格闘したりと、活劇に舵を切る。また、ジェーンの生い立ちとコンプレックス、アランとのロマンスなど、全体として人間ドラマが主食。アラン目線が顕著だが、惚れた腫れたにエロスな描写が結構差し挟まれる。個人的には好みでない。 SF要素も固有名詞が説明なく使われ続けるので置いてけぼり。

- K.K.@honnranu2026年8月6日読書メモ-読書日記-引用-抜粋-心に残る一節「きみたちの世界では、感覚力のある生命体(センティエント)に仕事をさせることはないのかね? きみたちの能力範囲を超える作業をさせることは?(中略)荷役獣に荷車を引かせたり? 羊の群れを犬に見張らせたり? 母乳に代わるミルクを製造するためだけに存在する雌牛は? 彼らは一つの目的のために、必要を満たすために利用されているんじゃないのかね?」 ジェーンは即座に同意し、彼が言ったような動物を感覚が鋭いと人間が思っていないことを残念に感じた。あまりに自己中心的な人間には完全に認識されることのない現実の多層膜があるようだ。それは実に悔しいことだ。人間はほかに何を見逃しているのだろう。p.201-202 スペロアンコラ 言語学者ジェーンオーガスタホロウェイ三十五歳 パイロットトーマスコンプトン 船長ウォルシュ エンジニアバーソロミューアランベルゲン 航宙医官アジャーヤヴァールマ ロナルドギブズ グベルナヴィティエイ=ブライセクティリア人? 母親(存命?音信不通)ヘイリー 父親(死亡?)ケヴィン 元夫ブライアン アティエレ原産ネパトロクス宇宙ナメクジシールシャリマクス
