私たちが星座を盗んだ理由
31件の記録
チョム@abb_202605212026年5月24日かつて読んだ再読した大学生のとき東京駅の書店で平積みされているのを手に取った。メルヘンでかわいらしい装画に「すべてはラストで覆る!」と書かれた帯、いわゆるどんでん返しもののイメージがちぐはぐで目を引いた。さらに裏表紙のあらすじにて「ラストの数行で残酷に反転する衝撃は、快感ですらある。」と言い切られており、鮮やかなどんでん返しものが5編も読めることが確約されている。とんでもなく涎を誘うアシェットデセールである。電車移動時に読むのにうってつけの短編集、買わない手はない。 やはりどんでん返しものはいい。初読の衝撃に勝る再読はないが、過去に読んだことがあっても記憶が朧気にさえなっていれば、書かれているものをそのまま受け入れて読み進めてきた時間が、最後の一行、あるいは数行で再び裏切られる。 当時のわたしは最初に収録された『恋煩い』の、結末に向けてジワジワと確かになっていく「信じたくない予感」が最後の一行で確実なものとなってしまった、あの、心臓が凍りつくような読後感を忘れることができず、その後の4編を読んでも最初の一本が最も衝撃的だったことを今でも覚えている。 そして再読してもその恐れは変わらず、このときのセリフが、この行動が……と侵食してくる思春期の心の闇に恐怖を覚えずにはいられなかった。どうか主人公が負けずに幸せになれますようにと願うばかりである。 『妖精の学校』は当時もわけがわからなかったし、最後の一行を調べて正体が判明してもわからないままだったし、再読したとてよくわからなかった。作者の意図に最も近そうな考察をネットで見つけてやっとすこし納得できたくらいである。(※) 『嘘つき紳士』の鮮やかな仕掛けには主人公同様まんまと騙された。『終の童話』はファンタジー世界観の残酷な事件をミステリーとして解決させる物語構成のうまさと、想い人への主人公の甘く切ない想いの行き着く先の儚さが、見事なバランスで調和していた。 表題作『私たちが星座を盗んだ理由』は、「星座を盗んだ」という部分のトリックが知識に依ってしまうのが消化不良だが、「盗んだ理由」における三角形を描くすれ違いが切ない。『恋煩い』の主人公にまだ希望があることに反して、こちらの主人公はあの夏に永遠に囚われたままになってしまうのだろう。 (※)黄金の羊毛亭/SAKATAM様 https://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/seiza.html 5編すべての感想と考察が同じページに連続して記載されているため、未読の方は5編すべて楽しんでからこちらのページを参照してください。
- 海老@ebi-2026-32026年5月22日読んでる電子書籍auブックパス妖精の学校読了。 恋煩いとは打って変わって、童話のような文体。 小説家さんって色んな書き方ができるんだなぁ。正直最後の数字が意味わからなくて早々に検索。 なるほどね。
- 海老@ebi-2026-32026年5月20日読んでる読書日記電子書籍auブックパス恋煩い読了。 最後思わず「恐っ」って声が出ちゃった。 作者さんの名前の厳つさから勝手に硬い文章を想像していたけど、とても読みやすかった。 青春だな〜と読んでいたら、思春期だからこそなのかな…止められない感情の暴走を見たよ。


Hoshiduru@lilimoe2025年6月8日読み終わったどれも面白かったしすごく好みの雰囲気だった〜〜どんでん返しものの中でも、世界がぐるりとひっくり返る感じの心地よさで、個人的には星新一とかを彷彿とさせる感じ。
kasu.@11uyksm2025年3月8日読み終わった借りてきた5話短編集📕ゾッとするラストや考えさせられるミステリの詰め合わせ。 【01.恋煩い】 恋のおまじないに囚われた女子高生の物語。 主人公のアキと幼馴染みのトーコとシュン、そして駅の反対側のホームで見かける気になる人。時間が無いと焦るアキは同級生の噂で回ってくる“おまじない”を試してみることに…。ラスト一行に衝撃を受ける作品。 【02.妖精の学校】 絶海の孤島にある子供たちの楽園の物語。 宮沢賢治の作る雰囲気と似ていて、謎が多いお話。これを事前情報なしで理解できる人って居るのかな…ラスト一行に書かれた謎を検索する事で真相が見えてくる。私も読了後にネタバレを調べて少しだけ理解。難しいお話だった… 【03.嘘つき紳士】 孤独な詐欺師と女性をつなぐケータイの物語。 道端で拾ったケータイを使って、持ち主の彼女らしき人を騙してお金を取ろうとする話。終盤にとんでもないどんでん返しが待っていて驚愕。 【04.終の童話】☆お気に入り 怪物に石にされた幼なじみを愛し続ける少年の物語。 ウィミィと10歳年の離れたエリナとガリカと言う村のお話。石喰いと呼ばれる怪物が突然村に現れた事で村人たちやウィミィに危機が迫り…。本当に童話のようなお話で凄く惹き込まれた。 【05.私たちが星座を盗んだ理由】 七夕の夜空から星座を一つ消した男の子女の子の物語。 病弱な姉と色々我慢をしてきた妹と幼馴染みの男の子3人の可愛らしいお話。ラストは「え?」と思わずには居られない展開。

権子@m_gonko2020年11月19日読み終わったかつて読んだ心に残る一冊マイベスト小説2020/11/19 読了 短編5つ全てにどんでん返しがある、読み応えたっぷりな短編集。 「恋煩い」からパンチ効いてて、最後の一文に痺れた(笑) 「妖精の学校」の最後の一文が解読出来なくてモヤモヤしたけど、後になって解読できました!奥が深すぎる…。





















