
権子
@m_gonko
気ままに読書してます。
読むスピードは亀の如く…。
月に1〜2冊読めるか読めないかのスローペース。
- 2025年8月25日サーチライトと誘蛾灯櫻田智也読み終わった心に残る一冊2025/8/25 読了 昆虫オタクの青年が探偵役となっているミステリー。5つの事件を扱った連作短編集。 軽快な語り口なのにミステリーの質が抜群に高く、全短編面白かった。 『火事と標本』は過去の事件を昆虫オタク青年が真相を解き明かすお話しだったが、真相がまた切なくて…。こういう親子のお話はグッときてしまう…。 続編もあるみたいなので絶対読みたい…!
- 2025年8月14日金環日蝕阿部暁子読み終わった2025/8/14 読了 北海道を舞台とした、青少年と犯罪に関するミステリー。 序盤は女子大生と男子校生の凸凹コンビの軽快で明るい探偵モードだったのに、中盤から一気に雰囲気が変わり、犯罪の香りが其処彼処に漂い始め、犯罪に手を染めてしまう青少年のリアルな描写に心が締め付けられました。 この小説で挙げられた犯罪は身近なものなので、もし自分の両親が巻き込まれたらと想像しただけでも怖かった…。 色々と考えさせられたお話でしたが、時々挟まれる主要登場人物達の会話にニマニマしちゃって、暗く重い話でも楽しく読むことができました〜♪
- 2025年8月4日ついでにジェントルメン柚木麻子読み終わった2025/8/4 読了 困った男性と自立している女性が主な登場人物となる7つの短編集。菊池寛で始まり、菊池寛で終わった笑 『エルゴと不倫鮨』に出てくる料理は酒飲みなら食べたくなると思ったし(私自身は飲めないのであくまで想像ですが…)、『アパート一階はカフェー』のキャセロールは想像しただけで涎が出そうな美味しそうな料理でした。
- 2025年7月27日しろがねの葉千早茜読み終わった心に残る一冊2025/7/27 読了。 石見銀山を舞台にした、間歩の闇に魅せられ翻弄された1人の少女のお話。 序盤のウメと喜兵衛の師弟関係であり、親子の様な関係が微笑ましかったのに、中盤からウメの境遇に心を抉られ、終盤はウメから大切な人を奪わないでと懇願しながら、頁を捲る手が止まりませんでした。 ウメ、喜兵衛や隼人など石見の人達の生き様は忘れられない。
- 2025年7月20日汝、星のごとく凪良ゆう読み終わった2025/7/20 読了 言わずと知れた本屋大賞受賞作品。 凪良ゆうの作品は『流浪の月』しか読んだことがなかったけど、それとはまた違った感じの作品でした。瀬戸内海のゆったりした時間や東京のゴミゴミした時間を肌で感じ、暁海と櫂の2人の人生の行き着く先を憂いながら読み進め、予想外の結末に胸が締め付けられました。 この作品は夏に読むのが一番良いと思いました。花火大会見たらこの作品を思い出しそう…。
- 2025年7月15日国宝 下 花道篇吉田修一読み終わったマイベスト小説心に残る一冊『国宝(上・下)』 2025/7/15 読了 1人の歌舞伎役者の壮絶な人生を描く一代記であり、伝統と美が巧みに織り込まれた芸道小説。 映画から入った者なので、映画と比較しながら読んでいたが、登場人物一人一人の背景が細かく、よりこの『国宝』というお話に深くのめり込める事ができました。 この読後感を味わいながら、2回目の映画『国宝』を鑑賞したいと思いました。絶対に行く。 元々歌舞伎を親の影響で昔から観ており、歌舞伎を題材にした小説の映画化という事ですごく楽しみにしてたものだったので、映画も小説もとても満足しました! 個人的に本名と同じ名前の登場人物がいて、すごく縁を感じた…。
- 2025年7月10日国宝 上 青春篇吉田修一読み終わったマイベスト小説心に残る一冊
- 2025年6月20日イノセント島本理生読み終わった2025/6/20 読了 性格が真逆の男性2人と孤独を抱えてる女性1人の恋愛小説。 この作品はメインの男性が聖職者であり、イエスやら教会などキリスト教に関わる場面が多く、暗い場面やツラい場面、性的な場面が出ても、どこか不思議と清らかな気持ちのまま読み進めていくことができました。 島本理生作品の中でハッピーエンド寄りな物を初めて読んだ気がする。
- 2025年6月5日空耳の森七河迦南読み終わったマイベスト小説心に残る一冊2025/6/5 読了 読み終わって、今すごく心が締め付けられて、温かいような、くすぐったいような、なんとも言えない気持ちになっている。 まさかあの作品と絡められてるとは思わなかった…。 あぁ、七河迦南先生は凄すぎる……。 9つある短編集だが、単なる短編集ではなかった。 一つ一つ読み進めていく度に、真相に驚き、最後の短編で泣きそうになった。 推理小説として短編毎のトリックが素晴らしいのは当たり前として、推理を絡めた物語が本当に…読者を惹き込ませる天才だと思った…。 リコとカイエの短編『さよならシンデレラ』『桜前線』で普通の短編集じゃないと感じたけど、最後の短編で作者の罠に引っかかり(嬉しい)、心揺さぶられました…。 私はこの先生の作品がとても好きだ…。
- 2025年5月8日#真相をお話しします結城真一郎読み終わった2025/5/8 読了 現在映画公開中の原作小説。全5篇の短篇集。 映画を先に鑑賞していて、ほとんどの話の真相を知った状態で読みましたが、それでもゾッとする話ばかりでした…。 『# 拡散希望』と『三角奸計』が怖かった…
- 2025年5月1日私にふさわしいホテル柚木麻子読み終わった2025/5/1 読了 小説家の裏事情をコミカルに描かれていて、途中途中で吹きそうになりながら読みました。実在するホテルや作家さん等も出てきて、この小説がよりリアルに感じました。柚木先生の内面を少し覗いているような感覚なのかな…? 主人公の中島加代子のキャラが強烈なのに、全然嫌味に感じなかった。むしろ惹かれてしまった…。映画にもなってるので機会があったら観たいと思いました。
- 2025年4月28日
- 2025年4月19日檜垣澤家の炎上永嶋恵美読み終わった心に残る一冊2025/4/19 読了 明治〜大正の横浜を舞台にした歴史×一族もの×ミステリー小説。 富豪一族・檜垣澤家に引き取られた主人公 高木かな子が檜垣澤家の当主 檜垣澤スヱに立ち向かいながら、一家で起こったある事故の真相に辿り着くまでのかな子の成長ぶりが凄まじかった…。 後半は一気読み必須でした! 久々に夜中まで読んだ〜
- 2025年3月17日時ひらく伊坂幸太郎,恩田陸,東野圭吾,柚木麻子,辻村深月,阿川佐和子読み終わった2025/3/17 読了 三越を舞台にした短編集。 私の中の三越は銀座三越になるが、本短編集は6編中5編が日本橋三越が舞台となっている。三越のライオンを誰にも見られずに跨れば願いが叶うと言う言い伝えがある事に驚愕。わぁお。
- 2025年3月7日琥珀の夏辻村深月読み終わった心に残る一冊2025/3/7 読了 白骨化した少女の遺体が見つかった事から、ある小学生の夏の合宿の思い出が蘇る弁護士の主人公。少女の遺体の発見から過去を巡り、事件に翻弄される。 読み応えたっぷりで、終盤になるにつれ、登場人物に感情移入し、涙が出そうになった…。圧巻の辻村作品でした!
- 2025年2月26日
- 2025年2月19日ケーキ王子の名推理7七月隆文読み終わった2025/2/19 読了 シリーズ7作目にして最終巻。 とうとう終わってしまった…。 各章に出てくるスイーツがいつも美味しそうで、章末にある解説コーナーも面白かったな〜 未羽と颯人2人の結末が何気に良かった!フランス行きたくなる〜☺️
- 2025年2月17日BUTTER柚木麻子読み終わったマイベスト小説心に残る一冊2025/2/17 読了 タイトルの如く、バターが主軸となる社会派長編。主人公は女性週刊誌記者で、殺人事件の容疑者と関わり出したことから、主人公やその関係者が心を乱されることとなる。 事件・料理・友情の要素が凄く上手く噛み合っており、久々に読み応えがある本に出会えました。本当に面白かった…。 あと、小説に出てくる料理が美味しそうなものが多くて…。本からバターや料理の香りがしてきたよ…。
- 2025年1月31日アンソロジー 料理をつくる人千早茜,深緑野分,秋永真琴,織守きょうや,西條奈加,越谷オサム読み終わった2025/1/31 読了 「料理をつくる人」をテーマにした短編集。 どれも美味しそうなものだらけで、読むだけでお腹が空いてしまう…。 1番印象に残ったのが『冷蔵庫で待ってる』の粉チーズとバターで絡めたパスタ。シンプルだけど、めっちゃ作りたくなった…。
- 2025年1月23日亥子ころころ西條奈加読み終わった2025/1/23 読了。 今年最初の読了本。 和菓子職人が主人公の時代小説。シリーズ2作目。 今作も出てくる和菓子が美味しそうで堪らなかった…。基本は和菓子に纏わるお話だけど、人探しもメインとなっているのでミステリーとしても楽しめました☺️
読み込み中...